東京五輪卓球に出場する平野美宇選手。
世界ランキング5位で、2017年世界卓球では48年ぶりの銅メダルを獲得し快挙を成し遂げました。
そんな平野美宇さんはどのような環境で卓球に触れてきたのでしょうか?
この記事では、平野美宇さんの学歴にスポットをあて、記事をまとめました。
平野美宇の学歴まとめ
平野美宇さんはどのような学生生活を送ってきたのでしょうか。
学歴についてまとめました。
入学した年 | 卒業した年 | 学校名 |
---|---|---|
2007 | 2013 | 山梨県中央市立田富北小学校 |
2013 | 2016 | 東京都北区立稲付中学校卒業 |
2016 | 2019 | 大原学園高等学校卒業 |
それぞれどのような学校生活を送っていたのか詳しく書いていきます。
平野美宇は沼津出身で山梨県中央市立田富北小学校!
静岡県沼津市出身で、2歳のときに祖父の自宅がある山梨県中央市に引っ越し、田富北小学校に通っていました。
卓球は3歳から始め、4歳のときには小学校2年生以下の全日本選手権バンビの部に出場しています。
このバンビの部には7歳のときに初優勝しているからびっくりですよね!
母親が「平野英才教育研究センター卓球研究部」という教室を経営し、そこで卓球漬けの日々を過ごしました。
余談ですが母親は、筑波大学出身で、大学では卓球部の主将を務めていました。
父親も同じく筑波大学出身で、現在内科医。卓球部の主将を務め2人ともプロを目指せるほどの腕前とのことです。
祖父は山梨大の教授で、山梨医科大学卓球部の顧問をしており、国体の監督や役員もしていました。
妹も2人いて、現在2人とも高校生で卓球で活躍を見せる卓球一族です。
話は逸れましたが、この教室には社会人や高校生も練習に参加し、大人の中に混ざりながら練習をしていたから7歳のときに優勝できたのでしょうね。
ちなみに小学校のときの卒業写真を探しましたが、見つかりませんでした。
トレーニングで月に一度大阪へ
2009年4月からはミキハウスJSC山梨に所属し、月に1度大阪府八尾市まで通っていました。
2000年に生まれた平野選手はこのとき9歳!
9歳で卓球漬けの中月に1度大阪まで行くのは大変だったと思いますが、家族も送り迎えのサポートは大変だったと思います。
山梨と大阪を行き来し、卓球を沢山練習していた平野選手は中学校を入学する前に転機が訪れます。
平野美宇は中学で上京し東京都北区立稲付中学校へ
中学校に上がるとき上京し、東京都北区にある稲付中学校に入学します。
単身で上京したので、中学校で既に親元を離れ、下宿生活をはじめました。
上京したのはナショナルスポーツに入るため?
東京都北区にナショナルスポーツセンター「JOCエリートアカデミー」があり、アカデミーの生徒は学区内にある稲付中学校に通学することになっています。
平野さんは、アカデミーに入学するために中学1年のときに上京し、稲付中学校に通学することになりました。
アカデミーは、日本オリンピック委員会が有能な子どもたちを育成するために設立した組織で、小学校のときに沢山の活躍を見せていた平野選手を招集したそうです。
このアカデミーに通っていたのは他にどのような方がいたのか調べてみると、2021年6月時点で世界ランク4位の張本智和選手が通学していました。
中学時代の成績がすごい!
2014年3月、中学2年生の時にドイツオープン女子ダブルスでワールドツアー史上最年少の13歳で優勝を果たしました。
この記録は、ギネスにも認定されました。
さらに、同年4月。ワールドツアー・スペインオープンに出場し、女子シングルスで準優勝、女子ダブルスで優勝。
その後も、数々の素晴らしい成績を残していきます。
【2014年:中学2年】
・3月 大林カップ ジャパントップ12 準優勝
・3月 ワールドツアー・ドイツオープン 女子ダブルス優勝
・4月 ワールドツアー・スペインオープン 女子シングルス準優勝、女子ダブルス優勝
・6月 ワールドツアー・韓国オープン 女子ダブルス準優勝
・12月 ワールドツアー・グランドファイナル 女子ダブルス優勝
【2015年:中学3年】
・7月 ワールドツアー・韓国オープン 女子ダブルス優勝
・10月 アジア選手権 女子ダブルス準優勝、女子団体準優勝
・12月 ワールドツアー・グランドファイナル 女子ダブルス準優勝
【2016年:中学3年】
・1月 全日本選手権 女子シングルス準優勝
平野美宇は大原学園高等学校卒業!
2016年に東京都千代田区にある大原学園高校に入学しました。
この高校は通信制の高校で、毎週土曜日に通学しなければならなかったようです。
通信制の高校を選んだ理由として、中学時代は遠征や大会に多く出場し、学業との両立にとても苦労したそうです。
また、宇田幸矢さんや長崎美柚さんなど、卓球選手も多く在籍していたことで知られています。
これらの理由により、卓球に専念できるように通信制の高校を選んだと思われます。
卓球に専念できる環境に入ったことにより、卓球だけでなく学校の成績も上昇したそうです。
ちなみに得意科目は歴史なんだとか。
インタビューでは、
高校時代もJOCエリートアカデミーに参加し、午前は8時半~12時、午後は14時半~18時まで練習。
そのあとウェイトトレーニングに1時間半かけて取り組んでいたというハードな毎日を過ごしていました。
JOCアカデミーを卒業?
JOCアカデミーは、通常高校卒業と同時に卒業する方が多いようですが、平野選手は高校2年生のときにアカデミーを卒業することを発表し、記者会見を開いています。
なぜ卒業したのかと言うと、プロに移行するするためです。
プロに移行する前は、試合になかなか勝てず、卓球を辞めたいと思うようになっていたそうです。
プロになることでモチベーションを上げるためにアカデミーを卒業したということはとても凄いことですよね。
その後、高校に通いながらプロとして活躍を見せていました。
2019年に高校を卒業しますが、卒業日が卓球の大会と重なってしまい参加できませんでした。
しかし、学校側の配慮により、別日に卒業式を開きました。
卒業式には両親や先生も参加し、卒業証書を受け取った平野選手は笑顔に満ち溢れていますね。
こちらも卒アル画像ではありませんが、とても可愛らしい表情ですね!
高校卒業後は、大学へは進学せず、そのままプロの道へ進んでいきます。
高校時代の成績もすごい!
2016年4月の高校1年生の時には、ポーランドオープン女子シングルスを制し、ワールドツアー女子シングルス初優勝を飾りました。
さらに、同年10月には女子ワールドカップで日本人初、史上最年少の16歳で優勝しています。
【2016年:高校1年生】
・4月 ワールドツアー・ポーランドオープン 女子シングルス優勝
・5月 ワールドツアー・クロアチアオープン 女子シングルス準優勝
・10月 女子ワールドカップ シングルス優勝
・12月 世界ジュニア選手権 女子団体優勝
・12月 ワールドツアー・グランドファイナル 女子シングルス3位
・2017年1月 全日本選手権 女子シングルス優勝
【2017年:高校2年生】
・4月 アジア選手権 女子シングルス優勝、女子団体準優勝
・6月 世界選手権 女子シングルス3位
・11月 ワールドツアープラチナ・ドイツオープン 女子ダブルス優勝
・2018年1月 全日本選手権 女子シングルス準優勝
・2018年2月 ワールドカップ 女子団体準優勝
【2018年:高校3年生】
・5月 世界選手権(団体戦) 準優勝
・10月 ユース五輪 女子シングルス準優勝、混合団体準優勝
平野美宇は大学進学せず卓球に専念!
前述の通り、大学には進学せずに卓球に専念していった平野美宇選手。
卒業後の2019年8月には、ワールドツアー・チェコオープン女子シングルスで準優勝。
2020年2月には、ワールドツアー・ハンガリーオープン女子ダブルスを制しました。
2021年の東京オリンピックに向けて、着実に成績を残していきます。
【2019年】
・8月 ワールドツアー・ブルガリアオープン 女子ダブルス準優勝
・8月 ワールドツアー・チェコオープン 女子シングルス準優勝、女子ダブルス準優勝
・9月 アジア選手権 女子団体準優勝
・10月 ワールドツアー・スウェーデンオープン 女子ダブルス準優勝
・11月 ワールドカップ団体戦 準優勝
・12月 LIONカップ ジャパントップ12 準優勝
【2020年】
・2月 ワールドツアー・ドイツオープン 女子ダブルス準優勝
・2月 ワールドツアー・ハンガリーオープン 女子ダブルス優勝
まとめ
今回は平野美宇選手の学歴について記事まとめました。
生まれは静岡県沼津市で、2歳のときに祖父がいる山梨県に移住。
中学校はJOCアカデミーに入るために上京し、学区内にある東京都北区稲付中学校に入学しました。
高校は通信制の東京都千代田区にある大原学園高校に入学しました。
高校2年生のときにJOCアカデミーを卒業し、プロに移行しています。
東京五輪での平野選手の活躍を応援しています!