2020東京オリンピックにて、また一つ日本の歴史に残る快挙が生まれました。
2021年7月30日に行われた男子3000メートル障害予選にて、三浦龍司選手が自身の持つ日本記録を更新しての決勝進出!
同種目での日本人の決勝進出はなんと49年ぶり、しかも三浦選手で歴代二人目という凄まじい快挙。
決勝でのメダル獲得をも予期させる素晴らしい走りでした。
ということで、今回は三浦隆司選手の学歴について紹介。
三浦選手は順天堂大学所属の現役大学生なのです!
三浦龍司の学歴まとめ!
三浦龍司選手の学歴は以下のようになっています!
- 小学校:浜田市立国府小学校
- 中学校:浜田市立浜田東中学校
- 高校:洛南高等学校
- 大学:順天堂大学
三浦選手は2021年現在19歳、現在も現役の大学生ですよ!
それでは、学生時代を振り返っていきましょう。
三浦龍司は浜田市立国府小学校|幼少期は明るく元気な少年
三浦龍司選手が通われていた小学校は浜田市立国府小学校!
三浦選手の出身地である島根県浜田市の市立小学校です。
母校の国府小学校では、三浦選手を応援する機運を高めるため、全校児童で聖火リレー体験会が行われましたよ。
小さなころから体力自慢の少年!
小学一年生の頃から浜田ジュニア陸上競技教室「浜田JAS」に所属していた三浦龍司選手。
この陸上教室では、遊びも交え、短距離から長距離、跳躍、投擲、ハ ードル、リレーなど、たくさんの種目にチャレンジする環境があったそう。
とはいえこの頃は他にも、ソフトボールなどのスポーツをプレーされていたようです。
三浦少年は負けず嫌いで、その体力も凄まじかったそう。
縄跳び競技に参加した際には、二重跳びを10分にわたって続け、今なお破られない浜田市小学生記録を作ったんだとか。
- 1000m〔2分57秒58〕
素直で明るい子でもあった
小学校の頃から見てきたJASのスタッフは、彼のことを
「おちゃらけることもある素直で明るい子」
と語っています。
練習前には友達と楽しそうに走り回ったりしているものの、練習ではもも上げなどの反復練習を他の誰よりも丁寧にやっていたそう。
小学生の時からメリハリをつけて練習をすることが上手で、教室を休むことは一度もない真面目な性格の持ち主でした。
「負けん気が強く、練習でも手を抜かない。
いくら真面目でも小学生ならたまには手を抜くもの。
その真剣さが今も変わっていない」
三浦龍司は浜田市立浜田東中学校|ハードルへの道開花
そして中学校は浜田市立浜田東中学校!
こちらも地元の市立の学校になりますね。
中学生時代からハードルへの道のり開花!
中学生になってからは学校の部活と学外のクラブの両方で練習をし、
ジュニアオリンピックや全国中学校陸上競技選手権大会に1500メートル、3000メートルといった長距離走で出場。
地方大会で優勝するなど結果を残した反面、全国大会では目立った活躍は出来ませんでした。
高校生になる前から80mハードルで浜田市記録を作って県大会で優勝するなど、ハードルへの高い適性を見せていた三浦選手。
自身も長距離が好きなこともあり、陸上クラブのコーチからは高校生種目の3000メートル障害の種目を勧められていたんですって。
後に三浦選手が3000メートル障害の選手になるきっかけはこの時にあったんですね
「中学生時代、駅伝は最後の300~400メートルを頑張るかどうかで大きく結果が変わると言い続けてきた。
今、武器としているラストスパートは、それをいまだに守ってくれていると思っている。
五輪でもあのスパートで周囲を圧倒してほしい」https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/66391
- 3000m〔8分49秒63〕
- 全国中学陸上、国体、ジュニア五輪など出場
地元浜田市での思い出が糧に
三浦選手の当時を知る人は誰もが、
「彼がいつでも笑顔で挨拶してくれ、期限が悪いところは見たことがない」
と好印象。
そういった性格もあってか、ご友人が多くいらっしゃったそうです。
三浦選手は中学生時代、しおかぜ駅伝という駅伝大会に参加していました。
その駅伝の時のチームメイトとはとても仲が良く、
といつも言っているそうですよ!
このように、仲良しな仲間と一緒に陸上をできた小学校・中学校時代の環境が、彼の陸上人生の礎となっていることでしょう。
東京オリンピック開催間近に、当時の駅伝メンバーのグループLINEで応援のメッセージを送ると
と丁寧な返事をされたそうですよ!
三浦龍司は洛南高校|陸上名門校へ入学!
三浦選手が通われた高校は洛南高等学校!
京都府の名門私立高校ですよ。
本高校は強豪陸上部を抱える高校としても知られ……
- ソウルオリンピック走幅跳代表 柴田博之
- アテネオリンピック400メートル等代表 山口有希
- 元マラソン日本記録保持者 高岡寿成
といったオリンピアンや素晴らしい陸上選手を輩出していますよ!
高校生記録をたたき出すなど躍動した高校時代
中学時代のコーチの勧めで地元から離れ、強豪校に入学した三浦龍司選手。
一年時から大会で活躍し、近畿高校ユース陸上競技対抗選手権では、
3000メートル障害の高校一年生歴代二位の記録をたたき出して優勝しました!
その後二年時に同大会同種目で高校二年生歴代一位の記録を樹立!
香港で行われた第三回アジアユース陸上では2000メートル障害で大会新記録をたたき出して優勝。
順調に実績を積み重ねました。
三年生になってからは様々な大会で2000メートル障害、3000メートル障害のU18日本新記録を更新!
三浦選手が自己新記録を出すたびに18歳以下の日本記録が更新されるような、圧倒的存在として高校陸上界に君臨しました。
この時の彼は、
と、プレッシャーをものともしない様子でした。
精神面の強さも、彼の強さの一因になっているようですね。
- 3000m障害〔8分39秒37 高校新記録〕
- 5000m〔13分51秒97〕
- アジアユース選手権1位
- 国体3位
- 全国高校駅伝1区9位
- 日本選手権5位
- インターハイ2位
高校時代も性格は変わらず
また、彼の持ち前の明るさは高校進学後も全く変わらなかったそう。
浜田市時代の関係者がたまに練習を見に行くと、練習後に必ずあいさつと記念撮影をしに来てくれたんだそうですよ!
三浦龍司は順天堂大学|塩尻和也を追って…
三浦龍司選手の大学は順天堂大学!
東京の私立大学ですね。
同大学の陸上競技部のOBには3000メートル障害でリオ五輪にも出場した塩尻和也選手がいました。
三浦選手は彼に憧れたことで順天堂大学への入学を決意したそうですよ。
塩尻選手は、大学2年生のときにリオデジャネイロオリンピックを経験しているため、自身のオリンピック出場のことも念頭にあったのかもしれませんね。
また、2021年現在は富士通に所属している塩尻選手。
順天堂大学のトラックを使って練習することもあるそうで、そんな環境に刺激をもらいたいとも語っていました。
「順大のトラックを使って一緒に練習することもあると聞いたので、そんな環境に刺激をもらえたらと思ってます」
https://4years.asahi.com/article/13169125
憧れの人をも追い抜き、陸上界の伝説へ!
大学生となり、早速の表舞台であった2020年7月開催のホクレン・ディスタンス千歳大会。
そこで、3000メートル障害の日本歴代二位となる「8分19秒37」の記録をたたき出し、鮮烈デビューを果たしました。
この記録は41年ぶりの更新となる日本学生記録でもあり、37年ぶりの更新となるU20記録でもありました。
そして何より、三浦選手自身の記録を20秒も更新するものだったんですね。
一気に東京五輪代表候補として注目を浴びた三浦選手は、その後も9月の日本インカレで大会新記録を出して優勝するなど三浦選手は止まりません。
高校時代は苦手意識のあった駅伝、ロードでの走りも素晴らしい物を見せ、大学駅伝でも圧巻の走りを見せました。
2021年には順大記録会で憧れの塩尻選手と共に走り、接戦の末彼に勝利!
延期などもあり調整が難しい中で、2021年に行われた各種大会、記録会で何度も自身の記録を更新。
そして、本番の一月前となる2021年6月26日に東京オリンピックの代表内定を勝ち取りました。
迎えた本番では、大舞台で3000メートル障害を「8分9秒92」と、またもや自身が持つ日本記録を更新。
49年ぶりの大会決勝進出という快挙を成し遂げましたよ!
三浦は終始前のほうでレースを進めた。
「前半速くてどうなるかと思ったが、記録もついてきたし、目標の決勝進出も達成できた。
決勝はそれ以上の記録、走りの強さを出して、どんな展開でもタフなレースをしたい」
引用・YAHOO!JAPAN
一躍時の人となった三浦選手。
今後の活躍も期待ですね!
- 3000m障害〔8分19秒37 U20日本最高記録 日本学生記録〕
- 日本インカレ1位
- 全日本大学駅伝1区1位〔区間新記録〕
- 東京オリンピック決勝進出
まとめ
今回は三浦龍司選手の学歴についてのご紹介でした。
彼の出場する東京オリンピックの種目では、決勝進出でさえ半世紀ぶりということで素晴らしいことをやってのけました。
陸上界に一つ伝説を残しましたよね!
今後の活躍が本当に楽しみな選手ですね!