梶原悠未(かじはら・ゆうみ)さんは、日本を代表する自転車競技選手です。
2020年にドイツで行われたUCI(国際自転車競技連合)トラック世界選手権の女子オムニアムで、日本人女子として初の金メダルを獲得しています。
そしてその後、2020年6月4日に東京オリンピックの自転車競技トラック代表に内定されました。
そんな梶原悠未さんはかなり頭がいいという噂があります!
今回は、梶原悠未さん出身の中学、高校、大学など調査してみたのでご紹介していきたいと思います。
梶原悠未の学歴まとめ
梶原悠未さんの学歴は以下の通りです。
- 小学校:和光市立第五小学校
- 中学校:埼玉県和光市立第三中学校
- 高校:筑波大学付属坂戸高校
- 大学:筑波大学・体育専門学群
- 大学院:筑波大学大学院・人間総合学科学術院
梶原悠未さんは、1997年生まれ24歳で2021年現在は、筑波大学大学院に通っています。
では、学生時代のエピソードを振り返っていきたいと思います!
梶原悠未は和光市立第五小学校出身|幼少期から7つの習い事を掛け持ち
梶原悠未さんの出身小学校は、和光市立第五小学校。
梶原悠未さんは、和光市出身で中学までは学区内の学校に通われていたようです。
そんな彼女、幼少期はすごく内気な子供だったそう。
いつも母親にくっついていて、半径1mから絶対に離れないほど。
そんな我が子を見て、将来のためにチャンスをつくってあげようと、いろいろと習い事をさせたそうなんです。
その結果、0歳から水泳を始め、その後もピアノ、書道、バレエなど5つもの習い事をしていたそうです。
時には7つに増える事もあったそうですよ。
1週間毎日習い事をしているみたいな感じですよね。
なかなかハードが幼少期だったのではないでしょうか。
「学校から帰ると大急ぎで宿題を済ませて書道に行き、先生の合格をもらってからプールへ、という日もありましたね」
https://4years.asahi.com/article/13405128
にも関わらず、成績もオール5だったそうですから、素晴らしいですよね。
それにしてもお母さん、最終的に娘がオリンピック選手になっていますし、教育方針の成果が出ていますよね。
梶原悠未は和光市立第三中学校出身|水泳でトップを目指す
梶原悠未さんは中学校は、和光市立第三中学校。
中学時代は、1歳から取り組んでいた水泳を頑張っていたそうです。
一緒のプールで泳いだこともある北島康介さんに憧れ、五輪出場を夢描いていました。
種目は水泳の花形種目でもある100mの自由形。
梶原悠未さんは全国大会で表彰台に上るほどの実力だったそうです。
ですが、いつも優勝する事は出来ず、「トップになれない悔しさ」を常に感じていたそうなんです。
特に中学3年生の時、最後の全国中学大会への出場を逃した悔しさはピークだったと本人は語ります。
全国で勝てない事が辛くて、夏休みは泣いてばかりだったそう。
とも思ったそう。
ですが、このことがきっかけで自転車競技に出会います。
その後、高校に入り、自転車競技でメキメキと頭角を表していくことになります。
梶原悠未は筑波大学付属坂戸高校出身|自転車競技で急成長
高校は、国立筑波大学付属坂戸高校に入学します。
こちらの高校は、地元埼玉県内の坂戸市にある国立の共学校。
1946年開校で、埼玉県では唯一の国立高校でもあります。
この高校は偏差値が60ほどあるのですが、受験で合格し入学しています。
やはり、運動能力だけでなく頭もいいことが分かりますね。
ここで梶原悠未さんは、自転車競技と出逢います。
高校から自転車競技を始める
幼少期から水泳をやり、全国大会にも出る実力だった梶原悠未さんは、中学最後の大会を終えポカリ、と目標を失ってしまったそうなんです。
自分では水泳を辞めるかどうかの決断ができなかったため、
ということを決め、2校受験。
梶原悠未さんが入学したのは、水泳部のない国立筑波大学付属坂戸高校でした。
部活は、自転車部と陸上部で悩んでいましたが、自転車部の顧問の安達先生の熱心な説明に心惹かれ、自転車部に入部しました。
自転車競技を始めてすぐ目標達成
梶原悠未さんは、高校3年間だけやる部活として自転車部に入部します。
そしてここで、高校3年間でインターハイに出場することを目標とします。
未経験なのにすでに全国を考えるのが凄いですよね。
しかしなんと、わずか2か月で全国インターハイにも進出するほどの才能を現します。
元々の身体能力と真面目さ、ストイックに水泳をやり続けた結果ですね!
ですが、そのインターハイで落車。
痛みと悔しさで自転車競技を辞めたいとまで思ったそうです。
そんな梶原悠未さんに顧問の先生は、
「もっと自転車競技を好きになりなさい」
と言ったそう。
そこから梶原さんは自転車競技の魅力を探り、自転車競技を心から好きだと思えるようになったんだそうです!
「作戦を考えたり、研究したり、周りの選手たちと駆け引きをしたりする魅力に気づきました。それからは心から『自転車競技が楽しい』と思えるようになりました」
https://www.koukouseishinbun.jp/articles/-/431
痛そうですが……素敵なエピソードですね。
そして、10ヶ月後の2014年3月、全国選抜大会で出場した3種目の全てで頂点に立ったのです。
さらに同年5月のジュニアアジア選手権ではロード、トラックなどで5冠を達成と偉業を成し遂げます。
この時のレースがきっかけとなり、ナショナルチームからも声をかけられ強化指定選手となっています。
ここまで急成長できたのは、目標を常に持ち続け、それに向かって日々練習に取り組んでいく意志の強さ。
これも全て、お母さんによる教育の賜物だったそうです。
お母さんは、
- 『目標を持って1年を過ごしなさい』
- 『達成したら次の目標を決めてそこに向かって努力しなさい』
と幼い頃から繰り返し教えていたそうです。
子供の将来を考え、いろいろなことに挑戦させてきたお母さん。
素晴らしい娘さんに育ちましたね。
ちなみに、彼女は当初、高校3年間だけ自転車競技をする予定だったそうです。
実際に、自転車に専念していたわけではなく、並行してスイミングプールにも通っていました。
ですが大学に入ると、自転車の存在がどんどん大きくなっていきます。
梶原悠未は筑波大学出身|世界チャンピオンへ…
高校時代の華々しい活躍もあり、数々の名門校からスカウトがきていた梶原さん。
ところが、彼女は自転車競技部がない筑波大学に進学します。
なぜ筑波を選んだのかと言うと梶原悠未さんは、世界一を目指すための環境を自分で作れると思ったからとのことです。
高校が筑波大学の附属だったため、内部進学ということになります。
大学では、自転車競技部はないものの、サイクリング部はあったため、そちらに入学しています。
大学で世界チャンピオンへ
高校までは、水泳も並行してやっていたという梶原さん。
大学1年生の時に自転車をメインにやっていこうと決めたそう。
2017年・大学2年生の時にはワールドカップのオムニアムで初優勝を飾ります。
また、2019年・大学4年生の時には、ワールドカップのオムニアムで2連勝を遂げます。
その後、2020年2月に世界選手権で優勝し、日本人女子としては初めてマイヨ・アルカンシェルを与えられました。
5大陸を表すストライプがあしらわれた、世界チャンピオンだけが袖を通せるジャージのこと。
大学の授業を優先
自転車競技で素晴らしい成績を収めていた彼女ですが、むしろ大学の授業を優先していたのだとか。
まず授業の予定を入れ込み、空き時間から練習時間を割り出していました。
一方で、冬場は暖かい時間帯に練習するなど、授業を優先しつつ、季節によって練習時間を変えるなど、季節や気候条件も考慮しました。https://4years.asahi.com/article/13405128
彼女自身、「賢いアスリート」になることを目標にしていて、筑波大体育専門学群では、スポーツ観戦論やスポーツ統計学を学びました。
大学4年生の時の卒業研究のテーマは
「自転車競技のエリミネーションレース技能における達成度評価」
エリミネーションレースは、生き残りを競うレースです。
このレースに用いられている技術を50項目抽出。
そして実際にレースに出場している24人の選手の動画を半周ごとにチェックして、評価基準表を作り、1つ1つに世界基準からの能力値をつけたそうです。
スポーツを統計学から学んで、それを自身の競技に生かす。
まさに文武両道ですね。
母と二人三脚で世界を目指す
前述の通り、自転車競技部のない筑波大学ですので、大学からは指導者がいません。
そのため、練習相手はバイクで同走する母・有里さん。
お母様は自転車競技の経験はないのですが、筋力トレーニングのフォームのチェックなど梶原悠未さんが心がける効率的な練習に欠かせない存在なんだそうです。
大学のある茨城県つくば市と日本代表の強化拠点がある静岡県伊豆の国市の間の送迎もお母様頼りなんだとか。
お母様が献身的にサポートしてくれたおかげで結果が残せたんですね!
ロード練習以外でも食事の管理、身の回りを世話もサポートしてもらっているそう。
文字通り二人三脚で世界をめざしたのですね!
現在も、お母様は梶原悠未さんのマネージャーとして食事の管理などに携わっているそうです。
梶原悠未さんは、オリンピックでメダルを取ったら1番にお母様にかけてあげたいとの事ですよ。
筑波大学大学院へ進学
2020年に筑波大学を卒業後、そのまま筑波大学大学院に進学しています。
コロナの影響で学校に行けない日々が続いていたため、自転車競技のメッカの伊豆・修善寺で過ごし永田、オンライン授業を受けているそうです。
オンラインによる授業は週に20コマ、その合間に練習に励んでいるそうです。
授業の合間のわずかな時間でさえも、その時間を練習に充ており、分刻みのスケジュールをこなしているそうですよ。
まとめ
今回は自転車競技の梶原悠未選手について調査しました。
とにかく、ストイック、真面目という言葉がピンと来る方でしたね!
お母様の教育方針や小さい頃からの習い事の成果でもあるのでしょうが、梶原悠未さんがいかに努力家かと言うことが分かりました。
オリンピックで活躍する梶原悠未さんを見るのが楽しみですね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。