2021年10月31日午後8時頃、京王線特急、新宿行きの列車内で起きた乗客刺傷事件
殺人未遂容疑で服部恭太容疑者(24)が逮捕されました。
この事件で少なくとも17人が負傷しており、そのうち70代の男性が胸を刃物で刺され重体となっています。
服部恭太容疑者は調べに対し、
「2人以上殺して死刑になりたかった。(今年8月の)小田急線の刺傷事件を参考にした。誰でもよかった」と供述しているようです。
死にたいという気持ちがあったようですが、関係ない人を巻き込むなんて許せませんね。
何が服部恭太容疑者をそうさせたのでしょう。
今回は、服部恭太容疑者の生い立ちや出身中学・高校を調べました。
服部恭太の生い立ち|母子家庭の幼少期と静かな学生時代
実家は福岡県福岡市博多区の団地
服部恭太容疑者の小中学時代を知る女性によると、
服部恭太容疑者は福岡県博多区の団地に住んでいたことが判明しています。
出身小中学校の学区内に実家があると推測されるので、
福岡県福岡市博多区の団地に住んでいたようです。
団地は数年前に取り壊されて、今はマンションが建っているようです。
母親と妹の3人暮らしで母子家庭
服部恭太容疑者と同じ団地に住んでいた女性の証言から、
服部容疑者は母親と妹と暮らしていました。
父親についての情報がなかったので母子家庭で育ったようです。
母親と妹についての詳細は出てきませんでした。
福岡市立千代中学校に進学し陸上部に所属
服部恭太は中学校時代、陸上部に所属に所属していたようです。
2011年7月に福岡市で開催された陸上競技大会のデータです。
データによると、福岡市立千代中学校3年の「服部恭太」という選手が出場しています。
2011年は今から10年前で服部恭太は当時14歳(中学3年生)。
現在24歳なので、年齢的にも一致します。
同姓同名の可能性もありますが、本人であれば服部容疑者の出身は、福岡市立千代中学校ということになります。
又、出身小学校について、福岡市立千代中学校に通う生徒は、福岡市立千代小学校出身の人が多いとの情報がありました。
なので服部恭太容疑者の出身小学校は福岡市立千代小学校の可能性が高いです。
服部恭太容疑者の小中学時代を知る人物は以下のように証言します。
小中の同級生の男性
「おとなしく、自分から何かを進んでやるタイプではなかった」と戸惑う。
中学まで同じ学校に通った男性(24)
「よく鬼ごっこをして遊んでいた。アニメが好きだった服部容疑者。同級生とけんかをすることもあったが、学校生活はまじめな印象だった。」
同級生と喧嘩することはあったようですが、おとなしく真面目だったとの証言なので、
喧嘩っ早いとかではなく、一時的な小中学生のかわいい喧嘩のようです。
出身高校は福岡県立福岡魁誠高校で空手部主将
文春オンラインによって公開された写真から、出身高校が特定できました。
こちらが服部恭太容疑者の高校時代の写真です。
制服の胸に付けられた校章を参考に検索すると、
服部恭太容疑者の出身高校は福岡県立福岡魁誠高校であることが判明しました。
高校では空手部の主将を務めたことが判明しています。
福岡県立福岡魁誠高等学校
住所:〒811-2317福岡県糟屋郡粕屋町長者原東5丁目5番1号
高校時代の服部恭太容疑者の容姿を見る限りでは、
特に髪色を変えたり制服を違反して着ている様子もなく、一見とてもまじめな生徒のようです。
校則はある程度厳しい学校だったようです。
こちらの写真ではとてもいい笑顔をみせていますね。
事件を起こした直後の服部恭太容疑者の写真と比べると、同一人物とは思えないほどです。
服部恭太容疑者の高校時代を知る人物は以下のように証言します。
服部恭太容疑者の高校の同級生
「服部はどちらかというとおとなしいタイプでしたけど、普通に話せば面白いし仲間思いでいいヤツでしたよ。
友達もそれなりにいたし、勉強もちゃんとして学校を休むこともほとんどなかったと思います。クラスで孤立してるとかそういうのは全くなかったですね。」
服部恭太容疑者と高校の同級生だった女性の母親
「誰かとべったり仲が良い子ではなく、どちらかというと目立たない子だった。」
大学進学せず介護施設や漫画喫茶に勤務
文春オンラインによると、4年以上前に福岡市天神の漫画喫茶で働いていたことが判明しています。
漫画喫茶の元同僚
「福岡市天神のマンガ喫茶で一緒に働いている時期がありました。服部は大学には行っていなかったと思います。1年ぐらいは働いていましたかね。一緒に働いていたのは4年以上前のことですが、勤務態度はとにかく真面目で良かったですよ」
高校卒業後、大学に通わず漫画喫茶で1年働いていたようです。
なので2015~2016年頃で、服部恭太容疑者が18~19歳になりますね。
その後、介護施設で働いていたようです。
服部恭太容疑者と知人という男性
「数年前に会った時は『介護の仕事をしている』と話していました。その後、SNSでメッセージを送ったりしましたが返事は来ず、最近の生活ぶりについてはまったく知りませんでした。」
事件直前まで働いていたかどうかは定かではありませんが、
2016年~2021年の5年の間で介護施設で働いていたようです。
服部恭太容疑者の働いていた介護施設の名前などの情報は見つかりませんでした。
恋人との破局が全ての始まり
服部恭太容疑者は高校3年生の時に初めて彼女が出来たようです。
服部恭太容疑者の高校時代の同級生
「当時、彼には仲のいい彼女がいました。どちらも目立たない、地味なカップルという感じでしたが、彼女のことがすごく好きだった。」
前述の同級生は服部恭太容疑者の彼女についてもこう語っています。
「服部は高校3年生の時に席が隣になった女子と仲良くなって、いつのまにか付き合うようになっていました。彼女もおとなしい性格で、いたって普通の似た者同士っていう感じでしたね。特に本人に聞いたことはなかったけど、いつも2人でこそこそしてたから付き合っていることは周囲にバレバレでした。」
服部恭太容疑者は彼女と付き合い出してから、男友達の誘いを断るようになり、2人は孤立していったようです。
それほど彼女にぞっこんだったのですね。
「それから服部も男友達の誘いには全く乗らなくなったし、もうあいつはいいやっていう感じで無視しました。彼女も同じことを女子にされてたと思います。あまりにもべったりしてて気持ち悪いから、だんだんみんな2人を無視したりいじめるようになっていったんですよ。2人は完全に孤立していきましたね。」
やがて「気持ち悪い」「近づいてくるな」「ウザイ」などの暴言を浴びせられ、
クラスメイトから陰湿ないじめをされるようになったそうです。
それでも服部恭太容疑者は、自分の味方でいていてくれて、大好きな彼女がそばにいてくれることが幸せだったのですね。
「高校を卒業して、服部がマンガ喫茶で働くようになってから少しして彼女と別れたみたいです。彼女と別れてからは服部はあからさまに元気がなくなり、周りが心配するほど病んでいました。」
突然彼女から別れを告げられ、その理由は「他に好きな人が出来た」という一方的なものだったようです。
友達とも孤立し、唯一の支えだった彼女との別れ、孤独だったに違いありません。
盗撮事件で仕事を退職
彼女と別れてからの服部恭太容疑者は抜け殻のように元気がなくなっていたようです。
そんな矢先、漫画喫茶で盗撮事件を起こします。
「マンガ喫茶に来たお客さんを盗撮したらしいんです。それがバレて、警察にも連れていかれました。おそらく示談になったはずですが、お店はクビになりました。それまでの印象は良かったのですが、仕事の終わり方が良くなかった」
京王線での犯行動機について、服部恭太容疑者は「仕事や友人関係がうまく行かなかったから」と供述しています。
この頃から悩み、自暴自棄になっていたのでしょうか。
そうだったにせよ、関係のない人を巻き込んだ今回の犯行は常軌を逸しています。
まとめ
今回は京王線で刺傷事件を起こした服部容疑者について調べました。
服部恭太容疑者の生い立ちや学校生活からは、あんな残虐な犯行は想像できません。
一体どんな闇を抱えていたのでしょうか。
被害に遭った方々の回復を祈るばかりです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。