かつて「めちゃイケ」などのバラエティ番組で活躍、人気を博したエスパー伊東さん。
最近テレビで見る機会がないような……と思っていたのですが、実は2018年末頃から正式に休業されていたんですね。
休業の理由には難病があり、エスパー伊藤さんはいずれまた芸を披露したいと語られていましたが……
それから数年経ってもエスパー伊藤さんの復帰は叶わず。
更に失踪説まであるんです。
今回はエスパー伊藤さんの経歴と現在について紹介します。
エスパー伊東のwikiプロフィール!活動休止までの経歴は?
エスパー伊東さんのプロフィールはこちら!
- 芸名 エスパー伊東
- 本名 伊東万寿男
- 生年月日 1960年12月26日
- 年齢:61歳(2022年2月時点)
- 生年月日 165㎝
- 最終学歴 埼玉県立和光高等学校
- 事務所 オフィス庄屋
まずは活動休止される前までの経歴を画像とともに振り返っていきます。
体を張った芸で人気を博す
デビュー当時は、本名で活動し、職業は「アルバイト」。
1983年放送の「スーパージョッキー」などにも出演。
過激な芸で知られるパフォーマンス集団「電撃ネットワーク」とも共演して体を張られていました。
代表レギュラー番組は1994年から1995年にかけて放送された「超人!コロシアム」。
「投稿!特ホウ王国」では本名で出演し、様々な無謀な挑戦を敢行。
時折死に直面する危機も迎えていたのだとか……
当時からかなり体を張った芸だったんですね。
また、「めちゃイケ」などの人気番組で活躍。
エレクトリカルパレードのテーマに合わせて「高能力」という超能力っぽい技を披露する(そして大抵失敗する)芸が有名ですよね。
カバンにすっぽり入ってしまう芸は、誰もが一度は見たことがあるのでは?
画家しても活躍
一方で、画家としても評価されていました。
元々、漫画家を志望していた時期もあり、漫画家のアシスタント経験もあった彼。
絵画展へ出展するなど、本格的に絵を描き続けていました。
2018年7月には絵画「ガネーシャ守護神」で第44回国際美術大賞展都議会議長賞を受賞されています。
エスパー伊東は難病を発症!生活保護受給者に…
長年芸能界で活躍されたエスパー伊東さん。
2018年:活動休止を発表
2018年末に休業を発表(最初は引退と報じられるも後に「誤って伝わった」と撤回)されました。
右変形性股関節症を発症
理由は右変形性股関節症により体の状態が非常に悪かったこと。
「突然ですが、私、エスパー伊東こと伊東万寿男は2018/12/31をもちまして、芸能活動から引退をいたします」と記した。
理由については「かねて股関節の状態が悪く、ここに来て動かすことが困難になってきました」と説明。
「このような最悪の状態の中で芸を披露することはできないと思った」とした。引用:スポニチアネックス
股関節の骨と骨の間にある軟骨が擦り減ったことから痛みが出るという恐ろしい病気。
この病気にかかった際には、基本的に人工関節に置き換える手術が必要だそうです。
エスパー伊藤さんは、2019年2月に手術しています。
この病気は、本来先天性の病気で、早めに病院に行くことで完治するとのこと。
中学二年生の頃から病気を診断されていたエスパー伊藤さんですが、長年の体を張ったパフォーマンスが原因となり症状が悪化してしまったそう。
2017年頃からネタを披露すると、足に激痛が走るように。
しかし、それでも病院にも行かずカバン芸を続けました。
そのうち、カバン芸も失敗が続き、ついには余興中に痛みで動けず、台車で運ばれる事態に。
結婚式の余興に呼ばれることもなくなってしまいました。
この時は、もう立つこともできないほどな状態になっていたそうです。
- 部屋は散らかり放題
- 食事は全て配達の弁当
- 飲み物は5階の自宅から這いつくばって行った
それでも病院に行こうとしないエスパー伊東さん、病院に連れて行ったのは所属事務所代表のビト・タケシさんでした。
休業に際する緊急会見でも所属事務所代表のビト・タケシさんと登場。
支えられながら壇上に上がっていました。
会見直前までは舞台袖でうつむきながら、座っていたが、「終始、眠くなるんです。眠ってしまったら申し訳ございません」とたどたどしい口調で説明した。
所属事務所のビトタケシ氏に伴われ、支えられながらやっとの状態で壇上に上がった。「歩くのが非常に困難。(靴の)つま先がすり切れている状態です」とビト氏。現在は痛みは特にないが、「(股関節の)可動域が小さいから、何かにつかまっていないとすぐ倒れて、頭を打ってしまう」ことが心配とし、今後は手術が必要とのことで、詳しく検査をしていきたいと語った。
引用:スポニチアネックス
何かにつかまっていないと倒れて頭を打ってしまう。
これではいつよ危険な状態になってもおかしくありません。
パフォーマンスなんてもってのほかですよね。
多発性脳梗塞も発症
さらに、2018年12月の休業会見の時に呂律が回っていないことを指摘され、検査したところ多発性脳梗塞も発症していたことが発覚。
脳の複数の血管が塞栓や血栓によって詰まる脳梗塞。
症状としては、以下の通り。
- 左右どちらか半身の手足や顔がしびれたり動かしづらい
- ふらつく(歩きづらい、めまいがする)
- 嘔吐する
- しゃべりづらい(ろれつがまわらない、言葉が出てこない)
- 他人の言うことがわからない
- 物が見えにくかったり二重に見える
エスパー伊東さんも、呂律のほか、顔面の神経も麻痺してしまったそうです。
2019年:人工関節の手術
関節の軟骨は一度すり減ってしまうと、再生することはありません。
そのため、歩き方や筋力トレーニングをすることで、これ以上軟骨がすり減ることのないようにするそうです。
しかし、エスパー伊東さんの場合、運動療法自体が困難な為、人工股関節に置き換える手術をすることに。
手術は成功し、痛みは大分軽減されました。
また、多発性脳梗塞の方も手術ではなく、投薬での治療をしているそう。
2020年:生活保護生活へ
2020年には「爆報!THEフライデー」に出演し、近況を報告されていました。
19年2月に人工股関節の手術を受け、同4月に多発性脳梗塞の投薬治療を開始したが、収入はゼロ。
友人のものまねタレント・ビトタケシによると「今は生活保護です」と説明。生活保護を受けながら入院し、リハビリを続けている姿が放送された。引用:デイリー
ろれつが回らないなど言語障害が悪化していき、生活保護を受けながら入院、懸命にリハビリをされているとのことでした。
一時期は、月収500万円もの収入を得ていた彼だけに、悔しい思いもあったのではないでしょうか。
同番組では番組MCの爆笑問題の二人に「また一緒にライブをやりたい」と言い、復帰への意欲を見せていました。
エスパー伊藤の現在は認知症で失踪疑惑も?
懸命にリハビリをしていたはずのエスパー伊東さん。
2022年1月29日、電撃ネットワークのメンバーの一人である南部虎弾さんがTwitterでエスパー伊藤さんと連絡が取れない旨を報告。
普段から親交が深かったこともあってか、行方が知れないことに「事件性まで感じてしまう」と危機感を抱いていたようでした。
消息不明で「失踪!?」と騒がれたエスパー伊東さん。
1月30日にビト・タケシさんが彼の消息を明かされました。
伊東は1年以上前から、老人ホームに入所しているという。
場所に関しては「誰にも言ってない。
公表したらホームへ行ってしまう人もいるだろうし、他の方(入所者)に迷惑掛けてしまうので」。
そもそも長引くコロナ禍で、面会は家族でも難しく、ビトも伊東とは入所時以来、会っても話してもいないそうだ。引用:YAHOO!JAPANニュース
現在のエスパー伊東さんは老人ホームに入所されているそう。
携帯電話を解約していることから、友人であっても彼と連絡を取れないようです。
それどころか、エスパー伊東さんは現在は認知症となり半分寝たきり。
人の手がないと食事もままならず、会話も「はい」「いいえ」の返答ぐらい。
コロナでろくに人と会えないこともあって、ビトさんですら
と語られています。
総じて、「あまりいい状態ではない」というエスパー伊藤さん。
少なくとも「いま生命にかかわる状態というわけではない」とのことなのがせめてもの救い。
今後、事態が好転するといいのですが……
まとめ
今回はエスパー伊東さんについての紹介でした。
めちゃイケなどで持ち前の「高能力」を披露するエスパー伊東さん、私も大好きでした。
ですがそういった芸風が彼の体にダメージを与えていたと思うと、少し切ない気持ちになってしまいます。
休業発表時のエスパー伊東さんは、もう一度舞台に戻り、パフォーマンスを披露することに意欲的でしたが……
これからのエスパー伊東さんの人生が、彼にとって素晴らしいものとなるように祈っています。