ウクライナ侵攻

我が代表以外堂々退場すの意味が皮肉すぎ!元ネタは新聞で松岡洋右の演説!歴史は繰り返すのか…

今話題になっているのは、ロシアのウクライナ侵攻。

多くの国がロシアを非難しておりますが、

スイス・ジュネーブで開催されている国連人権理事会でロシアのラブロフ外相が演説を始めると、欧米の外交官が一斉に退場する事態に。

この状況に、”我が代表以外堂々退場す”という造語が生まれて話題になっています!

スイス・ジュネーブ国連人権理事会でロシア外相演説中に外交官が一斉退席!

2022年3月1日、スイス・ジュネーブで行われていた、国連人権理事会でロシアのラブロフ外相がリモートで参加。

演説を始めると、外交官たちが一斉に退場していきます。

この状況を見て、多くの日本人が「昔の日本を見ているようだ」「歴史は繰り返す」とツイートしています。

そして、”我が代表以外堂々退場す”という言葉まで生まれる事態に。




”我が代表以外堂々退場す”の元ネタは日本の「我が代表堂々退場す」

”我が代表以外堂々退場す”の元ネタは日本の「我が代表堂々退場す」Twitterより引用

元ネタについてもご紹介したいと思います。

↑の画像は朝日新聞のものですが、見出しに「我が代表堂々退場す」とあります。

これは、1932年12月8日、満洲国建国を承認するか否かを論じていた国際連盟総会における演説の時のこと。

英語力や交渉力を買われた松岡洋右が、日本の首席代表としてジュネーヴに派遣。

1時間20分ほど、原稿なしで日本を弁護する演説を行いました。

最後に、非難を浴びている日本を死刑にされるイエス・キリストに例えて

「諸君! 日本はまさに十字架にかけられようとしているのだ。
しかし我々は信ずる。かたくかたく信ずる。
わずかに数年ならずして、世界の世論は変わるであろう。
しかしてナザレのイエスがついに世界に理解されたごとく、我々もまた、世界によって理解されるであろう」

演説を聞いた欧米諸国の代表は憤り、

翌33年2月24日、国際連盟は、満洲国を否認する案を、投票国44、賛成42、反対1、棄権1で採択します。

その際、日本の代表たちはその場を去ることに。

そして、3月27日に、日本は国際連盟を脱退することになります。

この状況を朝日新聞が

「我が代表堂々退場す」

と見出しにし、これが日本史の教科書に載るほど有名な言葉になっていったのです。

我が代表堂々退場す 教科書gooブログより引用

状況は違えど、今のロシアと似ているところがありますね。

  • 1933年に自ら国際社会から離脱した日本
  • 2022年に国際社会から離脱されたロシア

皮肉すぎて、辛いものがあります。




まとめ

まさか、この令和という時代に、このような状況を目の当たりにするとは思いませんでした。

歴史は繰り返す。

本当にその通りになってしまうのでしょうか。

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