北海道の知床半島で26人が乗った観光船が浸水する事故が起こり、乗客とみられる10人全員の死亡が確認されました。
観光船「KAZUⅠ(カズワン)」を運営する会社「知床遊覧船」の社長を務めるのは桂田精一さんと言う方です。
その父親は桂田鉄三さんと言って宮司らしいのです。
今回は元斜里町議員で宮司の権力者?と言われている桂田鉄三さんについて調査したいと思います。
桂田精一の父親は桂田鉄三?
今回沈没したKAZU1を運行していた会社、有限会社知床遊覧船を経営していたのが、桂田精一社長です。
元陶芸家で、経営に関してはド素人だという噂もあります。
この有限会社知床遊覧船、有限会社しれとこ村と同一のようですね。
そんな桂田精一社長ですが、複数の会社を経営されているようです。
未だ明らかになっていないことばかりなのですが、まず明らかになったのが、桂田精一社長の父親は桂田鉄三さんという方と言う事です。
父親が桂田鉄三と発覚した理由
桂田精一さんの父親が桂田鉄三さんと発覚した理由として、
- 講演会としれとこ村の住所が一緒
- 観光船のKAZU1とKAZU3は親子の名前
というのがあります。
講演会としれとこ村の住所が一緒
桂田精一社長は現在しれとこ村の社長を務めています。
しれとこ村は、シンプルな客室を備えた閑静な温泉宿。
ですが当初は桂田精一さんは有名百貨店で個展を開くほどの陶芸家だったようです。
なぜ急に陶芸家から経営者になったかというと、しれとこ村の経営をしていた父親が後継を息子に任せたからだそうです。
2007年頃に桂田精一さんが地元の北海道斜里郡に戻り、宿泊業を営んでいた父・桂田鉄三さんの跡を継いだようです。
その為、桂田鉄三さんは『有限会社しれとこ村』の社長だったのではないかと推測されます。
桂田鉄三さんは2019年まで斜里町議会議員をしていたのですが、当時の後援会の住所と、しれとこ村の所在地が一致していることが判明しています。
このように、後援会の住所としれとこ村の住所が一致していますし、珍しい苗字も同じなため桂田鉄三さんが父親と言われています。
観光船のKAZU1とKAZU3は親子の名前
桂田精一さんはしれとこ村のほか、多数の事業をされています。
その一つとして、「知床遊覧船」というのがあります。
そして保有している船舶の名前は、
- 「KAZU I(カズワン)」
- 「KAZU III(カズスリー)」
これら船舶の名前の由来は桂田精一さんと父•桂田鉄三さんからつけられたものだと言われています。
またHP上には「KAZU II」の写真の掲載はなく、「I」「III」だけがあることから、より桂田親子からとったのでは?と憶測を呼ぶ形となったようです。
このようなことから、桂田精一さんの父親が桂田鉄三さんだと言われているようです。
桂田精一の父親・桂田鉄三の経歴まとめ
では、現在話題となっている桂田精一さんの父親と言われている桂田鉄三さんはどんな方なのでしょうか。
経歴など見て行きたいと思います。
桂田鉄三の経歴①桂田商店
元々、桂田鉄三さんは「桂田商店」を営んでいたそう。
「ウトロといえば桂田」
と言われるほど有名だったそうなんです。
「桂田商店はかつてウトロで食品、米、雑貨、ガスまで扱う一大コンツェルンでした。
鉄三さんのお父さんの代から『ウトロといえば桂田』というぐらいの名士ですよ。
ところが時代は変わり、スーパーや農協の台頭で徐々に凋落。
それで鉄三さんは旅館業、彼の兄は建設業というように兄弟で別々の商売を始めたのです」文春オンラインより引用
その後、スーパーなどの台頭によって、桂田商店が凋落すると、旅館業に手を出すことに。
桂田鉄三の経歴②民宿「しれとこ村」
1996年9月に、民宿「しれとこ村」の運営会社を設立。
元々、この「しれとこ村」の土地は、他の地主の所有だったそう。
しかし、その地主に債務を負わせて、土地を獲得していったのだとか。
「もともと『しれとこ村』の周辺の土地は、地元では知られた地主の所有でしたが、桂田一族は地主に債務を負わせ、やがて代物弁済という手続きで土地を獲得していったのです。彼らは町内の土地を次々買い占め、その後、アパートや飲食店の経営などを始めるようになった」(前出・知人)
文春オンラインより引用
しれとこ村については、現在、桂田精一さんが社長をやっています。
桂田鉄三の経歴③斜里町の町議員
そして、桂田鉄三さんは、斜里町議員選挙に出馬しています。
1999年に、斜里町議会議員選挙に立候補後、連続六回当選。
2019年まで町議の座に就いていました。
町議という立場を利用していた?という声もありました。
「町議という立場が本業を潤わせたことは間違いない。国や町の公共事業を取ってきて、作業員や関係者を自分の民宿に泊めていたことが問題視されたこともあった」(鉄三氏の知人)
文春オンラインより引用
他人も、民宿「しれとこ村」も低価格が売りとなっていますが、町議という立場を利用している形のようです。
「オーナーが遠音別神社神主で町議15年目の現役議員の人脈で、地元旬の地産料理をお値打ち価格で提供できるからです」
文春オンラインより引用
現在、既に後援会は解散されていることから考えて、鉄三氏が再び政界に進出する意思はないと思われます。
桂田鉄三の経歴④遠音別神社の宮司
鉄三氏について調べたところ、「遠音別(おんねべつ)神社」の宮司であることが分かりました。
この神社は、北海道斜里郡斜里町ウトロ高原にある神社。
神社総代によると、代々色々な神職に頼んで来てもらっていたそうで、桂田鉄三さんが自ら自腹で立候補したのだとか。
「この神社では、代々いろいろな神職に頼んで来てもらっていたので、行事の際にはその都度呼ばなくちゃならなかった。そうしたら桂田さんは『俺が資格取ろうか』となって自費で取ってくれたわけだ」
文春オンラインより引用
この神社の宮司になったわけですね。
宮司として、斜里町で行われたオホーツク流氷祈願祭にも参加しています。
オホーツク流氷祈願祭が14日、町ウトロ東の北こぶし知床ホテル&リゾートで行われ、観光事業者らが1日も早い流氷の到来を願った。
オホーツク観光連盟が主催し、1990年から毎年、網走市と紋別市、斜里町の持ち回りで開いている。
今年は新型コロナウイルスの感染対策として、例年の半数となる約50人が参加。遠音別神社の桂田鉄三宮司が神事を執り行い、玉串をささげた。
https://www.hokkaido-np.co.jp/sp/amp/article/633474
こうしてみると、
町議に宮司にと、地元でも偉い立場であるように思えますね。
ちなみに、桂田精一さん周りの国籍について気になる方も多いようですが、父親の経歴を見る限りは日本人ではないかと思います。
国籍に関してはこちらの記事に詳細を書いています。↓
桂田精一の父親・桂田鉄三の評判は?
さて、気になるのが桂田氏の評判。
町議を務めていたということで、それなりの評判があるのではないかと思いますね。
実際の評判は見つけることができませんでしたが、
最初の報道では、社長の名前や顔画像が報道されなかったため、
「元斜里町議員で宮司という権力を使って遊覧船事故に圧力をかけた?」なんて噂も。
桂田精一と桂田鉄三の周辺洗ってみた方がいいんじゃないのか?
— Geourge (@George_Keys_Lo) April 26, 2022
流石に、そこまでの権力はないでしょうし、なんとも言えないところですが、、
やっぱり桂田精一社長のお金使いの荒さは、親の教育の仕方?とも思っちゃいますよね。。
ちなみに、桂田精一社長、金づかいの荒さにより、奥さんと離婚されています。
詳細はこちら。↓
まとめ
今回は、知床遊覧船の社長の父親についてまとめました。
地元では町議に宮司にと、なかなか有名だったようです。
そんな息子が起こしてしまった事故。
どのような気持ちでいるでしょうか。。
https://wp2019.jp/koyamanoboru-kazoku/