新潟県十日町市などで開催中の大地の芸術祭の作品が、修学旅行中の新潟市の中学生によって壊された問題。
美術館側が警察に被害届を提出したとのことですが、なぜこのようなことが起きてしまったのでしょうか。
今回は、この問題はなぜ起きたのか、作品の被害状況はどのようなものなのか、調査しました。
新潟市立黒埼中学校の生徒が美術館の展示作品を破壊!
2022年4月21日、修学旅行中の新潟市立黒埼中学校の3年生が、十日町市越後妻有里山現代美術館「MonET(モエ)」内の2作品を壊したとして話題です。
しかも、その生徒は柵を乗り越えて破壊しに行ったとのことです。
生徒から状況を聞いた教諭が、美術館に報告して発覚しました。
美術館を指定管理する団体は、既に警察に被害届けを提出。
警察も調べを進めているとのことです。
ネットの声
大地の芸術祭のクワクボリョウタさんの作品破壊は本当に本当に本当に中学生のいたずらというレベルを越えてる。どれだけの人があの場所であの作品に心奪われたか。美術品の破壊は器物破損という言葉で済む話ではない。あの作品の背景にある何十万何百万の人の心を踏みにじったのかわかって欲しい。
— まうしろ (@maushiro_dero) June 6, 2022
大地の芸術祭、作品を壊した中学生には、これに至った一連を言語化させた方が良いと思う。
なぜ壊してしまったか、壊す気分になったのはなぜか。
誰が悪いとかでなく、参加した自分の感情の流れを自覚させないと、ただ『口だけごめんなさい』『あいつが言ったから』『弁償したじゃん』で終わるから。— 東雲💙💛 (@DDrkqKEL2AMlGCe) June 6, 2022
大地の芸術祭の件、義務教育とか中学生とか謎の擁護コメントあるけど、普通にそんなの良し悪し判断できて当然だからね。
しっかり辛い罰を受けて、やってしまったことを後悔できるような反省をしてほしい。— てら (@teratera6410) June 6, 2022
大地の芸術祭の作品を壊した件、子どもだからとか言うけど自分が中学生のときそんなにバカだったか?って話よね
— 超しょうゆ団子 (@euphsumi8_sat) June 6, 2022
今年の大地の芸術祭の開幕直前、公式にしてはかなり怒りを含んだ文章で、来場者による破損が原因の作品非公開の情報が出た。今日一斉にあちこちで詳細が報道されているけれど、かなり悪質。クワクボ作品は踏み荒らされたとの報道もあり、とても悲しい。
— みう (@hibitantan) June 6, 2022
10年前に大地の芸術祭行ったとき見た作品だ。誰もいない暗い部屋で静かに走る鉄道と蠢く光と影、覚えてる。いとけなさすら感じた繊細さが印象的だった。悲しい。
お前踏んでこいよとか言われて、無理矢理やらされた子がいないといいんだけど。— 萩見⚙🎪沈降中 (@hagimi_sue) June 6, 2022
大地の芸術祭の被害作品の状況は?
今回破壊された作品は2つ。
- 「LOST#6」
- 「Wellenwannne LFO」
の2点とのこと。
クワクボリョウタ「LOST#6」
「LOST#6」は全壊状態で修復できるかどうかがわからないとのことです。
ゆっくりと動く光源が床に置かれた様々なモノの影を大きく壁に投影しながら移ろい、まるでこの地域を旅する車窓からの風景をみるような、あるいは映画をみるような魅惑的な世界が表される。床に展開するのは十日町の織物機具の一部や農機具、この地域で使用されてきた用具など。人々の営みを支えた微細な道具に地域の風景が重ね合わせられる。
https://www.echigo-tsumari.jp/art/artwork/lost_6/
現在は、「公開休止中」とのこと。
具体的な被害状況のわかる写真はありませんでしたが、現在、美術館では以下の張り紙がされているとのことです。
カールステン・ニコライ「Wellenwannne LFO」
一方の「Wellenwannne LFO」は折り曲げられていましたが修復され、現在は展示されているとのことです。
大地の芸術祭の作品を破壊した生徒は新潟市立黒埼中学校の誰?
破壊したのは、新潟市立黒埼中学校の生徒。
新潟市教育委員会と学校は「複数の生徒が関わり壊してしまった」と説明しているとのことで、集団心理が働いてしまったのかもしれません。
生徒名については、5chや爆サイでも特定されていないようです。
こちらは情報が入りましたら、追記したいと思います。
まとめ
今回は、美術品を破壊した中学についてまとめました。
被害状況はほぼ全壊ということで、繁忙期である夏に向けて復旧できるかも不明だそうです。
中学生であれば、この辺りの分別はもうついているはずですよね。
なぜこのようなことが起きてしまったのか、加害生徒への指導が望まれますね。