2022北京オリンピックの女子フィギュアスケートでは、ロシアの
- アンナ・シェルバコワ選手が金メダル
- アレクサンドラ・トゥルソワ選手が銀メダル
を獲得。
彼女らを含め多数の有力フィギュアスケーターを指導するコーチがエテリ・トゥトベリーゼさんです。
今回は今何かと話題になっているエテリコーチについて紹介しますよ。
エテリ・トゥトベリーゼコーチに結婚した夫はいる?
2022年2月現在、47歳のエテリコーチ。
後述しますが、彼女には一人、アイスダンス選手の娘がいます。
ですが、どうやらエテリコーチは未婚のようです。
トゥトベリーゼ氏は、過去に実母と未婚で産んだ娘との3人暮らしで、コーチ業が忙しいトゥトベリーゼ氏のために、母親が生活面をサポートしているとメディアの取材で明かしていただけに、母親の病気にショックを受けるのは当然と言えよう。
引用:Asageiplus
娘がいるのに結婚されていない……
さらに娘の父が誰なのかも明らかにされていないのだとか。
なかなか驚きのエピソードのように思えますが、ロシアではそもそも離婚率が日本の二倍あるのだとか。
ロシアの人たちの価値観ではそこまで珍しいことではないのかもしれません。
とはいえ妊娠、出産時からシングルであることの大変さは万国共通のはず。
更に仕事もあって大変だったであろうエテリさん、そこは彼女の母親からのサポートを受けてなんとかやってこられたみたいですね。
エテリ・トゥトベリーゼコーチの娘は難聴でアイスダンス選手!
エテリコーチの娘はダイアナ・デイビス選手。
2003年にラスベガスで生まれたそうで、現在はアイスダンスの選手をされています。
出生や名前からもその要素を感じられますが、どうやら父親はアメリカ人のようです。
エテリさんがアメリカを離れる時に、父の方がアメリカを離れようとしなかったためにシングルになった、という情報がありましたよ。
また、完全に父と決別したわけではなく、きちんと養育はしていたそうです。
なんと今回の北京五輪にもアイスダンスロシア代表として出場されました!
彼女のコーチも母・エテリさんが務められているのだとか。
ダイアナちゃん名前も顔もロシア人の要素全く感じないな
エテリもロシア人じゃないしな— Eri Suzukinalieva (@eri_fdd) February 12, 2022
今リズムダンスを演技しているROCのダイアナ・デイヴィス選手はご存じの方も多いですが、あのエテリ先生の娘さんです。
— 大久保かおり (@kaoriokubo) February 12, 2022
なぜエテリ?って思ったらダイアナさん、北京出てたのか、、、!すごい
— natsu (@sty_blu) February 12, 2022
五輪に出場できるなんてすばらしいスケーターなんですね!
エテリコーチの娘ダイアナ・デイビスは難聴
一方で、ダイアナ選手はなんと幼い頃からの難聴もあるのだとか。
デービスは幼い時から「感音難聴」を患った。
それでも母親は2歳のときからリンクに娘を連れて行った。
見よう見まねで滑ると、みるみるうちに上達した。
最初は母親と同様、シングルスの選手だったが「耳の問題がある人は1人で滑るとケガする確率が高い」として、母親の勧めでアイスダンスの選手になった。引用:GLOBE+
感音難聴の原因について、二歳半の時に医師から処方された薬の抗生物質の影響で発症した、という情報も。
なんにせよ、幼い頃からダメージを負いながらアスリートとして一流に成りあがったデイビス選手は殊更凄い!
娘に合った競技への転身を的確に進め、その指導も行うエテリさんも素敵な母親のように思えます。
師を同じくするフィギュアスケーター、アリーナ・ザギトワ選手とはとても仲がいいようで、彼女のInstagramでは誕生日を祝われています。
こちらの投稿を見るに、誕生日は1月16日でしょうか?
北京オリンピックでの成績は総合14位。
ダイアナ選手の更なる飛躍に期待したいですね!
エテリ・トゥトベリーゼコーチのwiki経歴プロフィール
エテリコーチのプロフィールを紹介します!
- 名前 エテリ・トゥトベリーゼ
- 生年月日 1974年2月24日
- 出生地 ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国
- 役職 サンボ70 コーチ
5人兄弟の末っ子として生まれたエテリさん。
血筋は二分の一がグルジア、四分の一がロシア、残り四分の一がアルメニアと非常に様々なルーツを持っている方なんです。
ロシアの血は寧ろ薄目なんですね。
かつてはエテリさん自身もスケートシングル、アイスダンスの選手でした。
4歳でフィギュアスケートを開始、高い運動神経を活かして女子シングルスの選手として競技に取り組みましたが、背中に怪我を負ったことでアイスダンスの選手に転向されましたが……
高校生となった1980年代末、おりしもソ連時代末期と重なり、多くの人たちが稼ぎが少なく、生活が苦しかった。トゥトベリーゼも大会に出る資金がなくなり、現役選手であることをやめた。
ソ連崩壊を前後して、18歳でアメリカに渡った。生活費を稼ぐためだった。フィギュアスケートのショー興行「アイス・カベイズ」の一員となり、アメリカ全土をまわった。給料の一部をモスクワに残る両親に仕送りし、裕福な生活ではなかった。
引用:GLOBE+
当時の情勢もあって、若くして現役を退かざるをえなくなります。
フィギュアスケートショー団体の一員として活動した後に、アメリカで4年コーチを経験。
1999年にモスクワに帰国すると、受け入れ口がなかなか見つからないという苦労もありながらも次第にコーチとして評判を集めることになり……
2003年からロシア連邦フィギュアスケート連盟モスクワ支部の一員となって、モスクワ市内の小学校などでも働き始め、40歳になる前の2013年に「サンボ70」のコーチとなった。トゥトベリーゼがリプニツカヤを育てたことが大きなきっかけになって「サンボ70」は急発展し、今や世界一の金メダル養成学校となっている。
引用:GLOBE+
現在は選手養成機関「サンボ70」の名物コーチとなっています。
多数のメダリストを育成してきたエテリコーチの手腕は世界的に有名。
徹底した体重管理と厳しい指導を行っており、練習の失敗で何度も転ぶ選手を氷上で引きずりまわした、なんて逸話も。
そういった指導を受けたとされるメドベージェワ選手は自身とコーチについて「私たちはお互い良く知っているし、気持ちが通じ合っている」と記者の前で語られています。
厳しさ故に非難に晒されることは数えきれないほど。
選手たちは簡単な道を探して、課せられたタスクをなんとかやらないように済ませる。そんな時はしかり飛ばす。私は親のように選手たちに振舞っている。コーチが選手を監督することをやめたらもう愛ではないのです
私は選手たちに事実しか言わない。私が選手たちを指導しなければ、メダルはもらえない。選手たちが有効に練習できなかったら、悔しく感じる。私たちは選手たちに幸福感をもって、表彰台にあがってほしいのです
引用:GLOBE+
それでもエテリコーチは、選手のことを思って指導を行っていると批判に対して真っ向に反論しています。
選手たちからも彼女をリスペクトする声が多くあり、世界の頂点を目指す選手たちにとってはコーチとしての実績のあるエテリコーチの存在がありがたいのかもしれませんね。
そんな彼女の厳しすぎる指導法も話題になっています。
まとめ
今回はエテリ・トゥトベリーゼコーチについての紹介でした。
これまでは批判もありながら、確かに選手とコーチとの間に絆があるように見えていました。
しかし、此度のドーピング騒動やワリエワ選手に対する容赦のない叱責、トルソワ選手から受けた「抱擁拒否」など、その絆、信頼関係に疑問符が付くような出来事が続けざまに起こりました。
今一度エテリコーチへ向けられる激しいバッシング。
一連の騒動が、なるべく多くの人にとっていい形となって終わることを祈るのみです。