白血病という難病を乗り越え、東京五輪のリレーメンバーに選出されるまでに復活した池江璃花子選手。
2021年4月の日本選手権、100メートルバタフライ決勝で優勝を果たした瞬間は、彼女の復活に感動した方も多いのではないでしょうか。
ですが、最近では池江璃花子選手にネガティブなイメージを持つ人も少なからずいるようなのです。
今回は、池江璃花子選手への批判がおこっている理由を解説していきます。
池江璃花子はもうお腹いっぱいで好きじゃないの声!
華々しい復活を遂げ、一躍話題の人となった池江璃花子選手。
勿論各放送メディアは彼女の偉業を一斉に報道しました。
同様の病気になっている人に希望を与える……
東京五輪でも復活の泳ぎを披露してくれる……
そういった期待が一気に膨らんだのですが、少ししてから一部でこんな声が上がってきます。
池江璃花子、マスコミが美談に仕立て上げたいのが見え見えで嫌い
— はるさめ (@ytaIaSV) April 4, 2021
https://twitter.com/morinohikiko/status/1391411474476634114?s=20
奇跡の復活を遂げた努力の人に対し、石を投げつける人が大勢いるという異常事態。
ビッグニュースであったのでメディアでの露出が増えていたこともその一因?
そんな声が上がってきたのですね。
池江璃花子を「見たくない」「特別扱い」と言われる5つの理由
池江璃花子選手が一部の人に嫌われてしまった理由は一体何なのか。
理由は、以下の5つではないかと思います。
- メディアが特別扱いで持ち上げすぎ
- 電通案件「泳ぎを見て感動して」という演出
- 池江璃花子も無理しすぎで出たがり?
- 「努力は必ず報われる」 「残念」発言
- 早すぎる復帰に仮病疑惑
一つずつ見ていきましょう。
①メディアが池江璃花子を特別扱いで持ち上げすぎ・ずるい
まず一つ目、ニュース番組などの各メディアが池江璃花子選手を特別扱いして持ち上げすぎだというもの。
池江璃花子の件は、マスコミが、白血病から復帰とかで、涙のヒロイン扱いするから、あの様な、記事が出るのでは?またマスコミも、特別扱いしていたからね!もうお涙頂戴は辞めましょう。
— NORIYO (@hkvapKUBGsNqPBZ) May 11, 2021
難病を乗り越えて社会で頑張っている人なんて
沢山いるのに、何故池江璃花子だけ特別扱いしないとならないのか?
— AVEムジカ@ミュー (@yukariking) April 7, 2021
2020年東京オリンピックで活躍が期待されていた中、2019年2月に白血病が発覚。
2019年12月に退院したものの、東京オリンピックは事実上断念する形となっていました。
ところが、新型コロナウイルスの影響でオリンピックが1年延長。
その影響でオリンピックへの出場を決めることができました。
という注目性、ストーリー性の高さからメディアがこぞって池江璃花子選手をプッシュしたんですね。
こんなドラマチックな展開をメディアも見逃すわけないですしね。
一時期は「池江璃花子フィーバー」みたいになってました。
また、池江璃花子選手を日本選手団の旗手の候補にしようという話も出ているそうで。
選ばれたらすごく名誉なことではあるのですが、待機時間が長かったりとか、セレモニーまでかなり時間がかかるなど、拘束時間を考えると欠席する選手もいるほど。
体力面も鍛えているしょうが、復活したばかりの彼女には重荷にも思います。
このようなことが、
- 彼女を持ち上げすぎている
- 「国民はこんなドラマチックな展開好きでしょ?」というメディアの押し付けが嫌
- 日本選手権では他にもいい泳ぎをした人が沢山いた
- 池江璃花子選手以外にも難病で苦しんでいる人が沢山いるよ
と批判されてしまう原因になったようなんですね。
ただ、事実として言えることは、池江璃花子選手は大会で結果を出し、代表内定を勝ち取ったということ。
また、実際に報道の在り方などに問題があったとして、池江璃花子選手の非はないように思いますね。
②電通案件「泳ぎを見て感動して」という演出
続いての理由ですが、池江璃花子フィーバーに電通が噛んでいた、というものです。
https://twitter.com/oozyotai1/status/1402768985779707907?s=20
https://twitter.com/zaka20190916/status/1402658203255513099?s=20
日本最大の広告代理店である電通。
今回のオリンピックにも深く、深く関わっています
日本の流行を作る会社という側面も併せ持っていますが……
過労やパワハラによる社員自殺など、ブラック企業としてのイメージ、また五輪招致の際の裏金問題に電通が関与していたという報道など、イメージは決してよくないわけです。
世間の嫌われ者感ある電通。
池江璃花子選手のマネージメント会社が電通グループの会社であり、更に彼女のお兄さんも電通に入社していたことが明らかになっています。
実は、池江さんのお兄さんもこの春、電通に入社しているんです。お兄さん自身、早稲田の水泳部出身の強豪選手で、新聞局に配属された。
家族まで世話になっているので、組織委員会を仕切る電通から“お願いします”と頼まれれば、彼女が断りづらいのは想像に難くない
引用:YAHOO!JAPANニュース
電通とガッツリ関わっている池江璃花子選手、これが彼女のイメージダウンにつながっているんですね。
一方で池江璃花子選手にとっても電通は厄介なようで……
電通の幹部に聞くと、池江さんが代表に選ばれたことで“ホッとした”と言っていましたね。電通は今後、マスコミともタッグを組み、“池江の池江による池江のためのオリンピック”に仕立てていくのではないでしょうか
引用:YAHOO!JAPANニュース
未だ中止だ延期だとマイナスイメージがついてまわる東京五輪。
一気に開催の風潮へ持っていくために、電通が池江璃花子選手をフルに利用してやろうとしているようなんです。
大人の思惑に巻き込まれ、国民の矢面に立たされ、池江璃花子選手にとっては折角病気を克服しても辛い立ち位置にいるわけです。
これはとても不憫にも思いますね。
詳細は別記事にしています。↓
③池江璃花子も無理しすぎで出たがり?
続いて、池江璃花子選手本人も出たがりだとクレームをつけられているんです。
想定以上に早い復帰で世間を驚かせた池江璃花子選手。
水中は感染症に罹るリスクが高い。白血病治療でも、骨髄移植を受けた患者がプールに入る時期は、可能な限り遅らせた方が良いというのが常識です。
引用:YAHOO!JAPANニュース
医療関係者が言うには、完治していない状態での実践復帰は次期尚早で、本人もそのリスクを認識しての出場だろうとのこと。
なにがなんでも、という気持ちで五輪に向けやられているのだと思われていますが……
池江璃花子選手、専門外の平泳ぎに出場。
え、大病した後やで?
もしかしてスーパーサイヤ人?— ナベさん (@nabepapa) June 3, 2021
その無理しすぎとも思える姿勢に疑問の声が集まっているようです。
また、メディア露出の件にしても、大病後でそんなに出る必要あるの?
自分で断ったら?という声もあった模様。
無理しすぎで出たがり?な池江璃花子選手を理解できない人も多いようです。
④「努力は必ず報われる」 「残念」発言に不快感
続いての理由。
正にオリンピック出場を内定させた選手権でのインタビューで、「苦しくてもしんどくても努力は報われるんだなと思いました」と発言したから炎上。
池江璃花子「努力は必ず報われるんだな。」
私はこのセリフであなたのことが嫌いになりました。
世の中努力しても報われない人が五万といます。
同レースに出場した方もあなた以上に努力した方がいらっしゃるでしょう。
侮辱以外のなにものでもないです— もも (@BhU0qA73ES4LiHn) April 4, 2021
https://twitter.com/B093fOJdndb7pCz/status/1379720489916981255?s=20
- 「努力しても報われてない人なんて五万といるじゃないか!!」
- 「あなたより努力した人があなたに負けたかもしれないんだぞ!!」
- 「一位になることだけが報われるということなのか!!」
こういった批判が湧き上がってきたんですね……
勿論、この世の全ての努力が必ず報われるかといったら、決してそんなことはないのでしょう。
みんな頑張ったからみんな一等賞、池江璃花子選手だってそういう世界にはいません。
正直、世の中全員の人に響き渡るような発言することって、難しいですよね。
有名になればなるほど、何か発言をすれば、絶対にアンチコメントは来るもの。
色んな考えがあっていいと思います。
「サイレント・マジョリティ(静かな多数派)」「ノイジー・マイノリティ(声高な少数派)」と言った言葉があるように、
彼女を応援するファンは静かでコメントを残さずに見守っているものです。
また、池江璃花子選手本人に五輪出場の事態を求める声が複数届いた際には、丸川五輪担当相が次の様にコメントを出しました。
「非常に残念だ。匿名で個人に言葉の暴力をぶつけるのはいかなる理由があっても許されない」
引用:JIJI.COM
池江璃花子選手が五輪開催の旗印のように扱われ始め、自動的に反五輪派の攻撃も池江璃花子選手へ……
両陣営の板挟みにあい、池江璃花子選手も余計な心労を重ねられていることだと思います。
⑤早すぎる復帰に仮病疑惑
難病難病と言いながら、あまりに早い復帰、そして誰もが驚く成果をたたき出した池江璃花子選手。
まさかの仮病説を唱える人まで出る始末です!
発症から選手復帰までが例のないほどに早かったがために、かえって疑いの目が向けられることになったのですね。
って事は池江璃花子は悪魔の手先って事になるよね…
国民の期待に答え切れなくなって…引退迄はなんて…ゆっくりフェードアウトする為に仮病?
まぁ僕の邪推だけど…悪さの片棒を担いだと思うなぁ…— オリハルコン (@o7ur4yjtbbjZ8n0) August 1, 2019
五輪反対派と運営側で板挟み?
奇跡の復活、五輪内定を果たした池江璃花子選手。
ですがその為に、開催に暗雲立ち込める東京オリンピックの顔的存在に祭り上げられてしまうんです。
組織委が池江さんを、開催機運が全く盛り上がらない東京五輪の救世主にしようとしているのは間違いありません
引用:YAHOO!JAPANニュース
オリンピック反対を叫ぼうにも池江璃花子選手のニュースを盾にされ非難される、といった経験をした人もいる様子。
その結果、反対派の矛先が池江璃花子選手本人を襲うんです。
https://twitter.com/shp_harlow/status/1400467477994242048?s=20
池江璃花子ってなんで散々プロパガンダに参加しておきながら今さら他人面してるの?????そういうところが鼻につくから嫌いなんだよな
— 🦧 (@x16039237) May 7, 2021
https://twitter.com/odorya40/status/1385205085177716738?s=20
五輪開催に反対することと選手本人をバッシングすることは別問題のようにも思えます。
先程の努力に関する発言も、オリンピックが絡んでいなければここまで大事になることもなかったはず。
勿論五輪開催賛成派が池江璃花子選手を盾にするのもひどい行為ではあります。
どちらかというと、そのことへの批判が目立つのも事実。
https://twitter.com/odorya40/status/1385203496312479746?s=20
https://twitter.com/kanekoiroha/status/1359114936786382852?s=20
ですが、池江璃花子選手はオリンピックの為に努力を続けてきた一選手です。
当然心の内ではオリンピック開催を切に願っているはず……
「コロナが流行している現状を考えて発言しろ」だとか、そんな言葉をぶつけることすら酷です。
どうか、池江璃花子選手に限らず、オリンピックを目指し努力してきた、今も努力しているアスリートの皆さんが少しでも心穏やかに過ごせるように……
開催、中止を巡る他者の要らぬ思惑に巻き込まれないことを願うのみです。
まとめ
本日は池江璃花子選手につていのお話でした。
彼女への厳しい批判が目立ちましたが、応援している方が大勢いるのも事実。
池江璃花子選手には、どうか国民の沢山の応援を受けて東京オリンピックの舞台で輝いてほしいですね!
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