高校野球の名門、県岐阜商で県の自粛要請に従わず練習を行い、その練習中に部員の頭部にボールが当たる事故が起きていたことが発覚しました。
緊急事態宣言中に練習を行っていたことも問題ですが、
その練習中に部員の頭部にボールが当たり、倒れ込んだが、119番通報せず、現場にいた保護者の自家用車で県内の病院に搬送したようです。
この時、練習を指揮していたのが、鍛治舍 巧監督。
この人物について調べていくと「悪評」というキーワードが…。
そこで今回は、鍛治舎巧監督の経歴や評判について調査しました。
鍛治舍 巧監督の経歴プロフィール
- 名前:鍛治舎 巧 (かじしゃ たくみ)
- 生年月日:1951年5月2日生まれ
- 出身地:岐阜県揖斐郡大野町
- 出身高校:県立岐阜商業高等学校
- 出身大学:早稲田大学
- 就職先:松下電器産業(現:パナソニック)
日本の野球選手、指導者及び野球解説者で、現在は岐阜県立岐阜商業高等学校で監督を務めています。
岐阜県立岐阜商業高等学校出身で、高校3年生のときに春の選抜にエースで4番として出場しています。
その後、早稲田大学に進学し、卒業後は松下電器(現・パナソニック)に入社し、社会人でも野球を続けました。
1972年のドラフト会議で阪神タイガースから2指名を受けますが、入団を拒否し、現役引退まで社会人野球をやっていたようです。
現役引退後は、指導者として野球チームの監督を務めてたり解説者として活躍しています。
鍛治舎巧監督の家族|嫁と息子は1人?
鍛治舎巧監督の結婚していて、妻、息子がいることは判明していますが、詳細は明らかになっていません。
息子は1人いるようですが、名前が上がってこないということは野球の道は選ばなかったということでしょうか。
鍛治舎巧監督の経歴を見ると、監督業にて全国各地で活躍されているので、移転するたびに引っ越しやら大変だったと思いますが、
それを支える奥様は素敵な方に違いないですね。
鍛治舎巧監督は年収70万弱!
鍛治舎巧監督は現在、特別教育活動担当非常勤講師として岐阜県立岐阜商業高校で監督をしています。
岐阜県立岐阜商業高校は公立高校なので、給料の規定があるようです。
社会人指導者という制度にて、時給1400円、1日に報酬が出るのが2時間まで
週5日の監督業で1か月に5万6000円、年収70万弱のようです。
秀岳館高校の監督を辞任した2017年以降、20校以上のオファーがあり、年俸3000万円や1800万のところもあったようです。
ですが、次監督に就任するなら、母校の早稲田の系列校か、岐阜県立岐阜商業高校と決めていたようです。お金なんて関係ないとのことでした。
鍛治舎巧監督の評判は?悪評と言われる5つの理由
素晴らしい経歴の監督。
しかし、ネットで彼について検索すると、「悪評」という不穏なキーワードが。
悪評と言われる理由は3つ挙げられます。
①秀岳館のチーム構成に大阪の牧方ボーイズの選手を起用
2014年~2017年まで熊本県の秀岳館高校野球部の監督を務めていました。
その時の秀岳館の選手のほとんどが、鍛治舎巧監督が指導した大阪の牧方ボーイズの選手。
熊本代表なのにベンチ入りメンバーに熊本県の出身者が0人でした。
他の強豪校でも、地元の選手よりも、県外の有望な選手でチームを構成することが多いですが、鍛治舎巧監督の場合は、固定の中学チームに偏っています。
そのチーム構成から鍛治舎巧監督に対して、良くない評判をつける方が多いです。
また、徹底してスター選手を揃えながらも、まだ約束の優勝を実現していないことで、戦犯扱いされることもあったようです。
②高校野球でサイン盗み!?
2つ目に、サイン盗みを疑われて選抜高校野球大会で注意を受けたことです。
サイン盗みとは
野球において、相手チームの間で交わされるサインを読み取り、打者などに密かに伝達する行為を意味します。
卑怯な行為として非難する意見がある一方で、盗まれるようなサインを行うのが悪いという意見もあるようです。
サイン盗みですが、昔の高校野球では普通にやっていたようです。
サイン盗みを良くないとする意見がある一方、サインを盗むのも戦術ではないかとの意見も多くあります。
このサイン盗みの件は賛否両論あるようです。
③敬遠の指示
早稲田実業との招待試合の際、3番の清宮幸太郎選手に打席を回す為に、2番バッターを敬遠する出来事があったようです。
敬遠とは、ピッチャーがバッターに対して故意的にフォアボールを与えることです。
守備側がピンチを迎えた時、相手のバッターが強打者であった場合に敬遠策はよくみられますが、2番打者の敬意をかくと見られかねない采配を非難する声も上がったそうです。
この試合後、鍛治舎巧監督は投手に経験を積ませる為に行ったと説明しています。
この件に関しても、色々な考え方があるので、どちらの意見に対しても正解は無いのではないでしょうか。
④県岐阜商のユニフォームを秀岳館高校とそっくりに変更
2018年3月、県岐阜商の監督に就任、その1年後に、95年続いた伝統のあるユニフォームを変更しました。
それも秀岳館高校のユニフォームにそっくりとのことで、反対意見も多かったようです。
そっくりなユニフォームですね。
鍛治舎巧監督は変更理由について、下記のように述べています。
どうしたら強くなるか。
ユニフォームを変えることで、刺激を与えるつもりでした。
そこで95年続いた伝統あるユニフォームを思いきって新しくしました。
結果が悪ければ変えてもいいし、また元に戻してもいい。
みなさん今までのユニフォームに愛着があるので猛反対されましたが、それを承知でやるのは自分しかいないと思いますし、今しかないと決断しました。
昔のことを振り返ってばかりでは前に進めませんから
実際に県岐阜商は新調してから1年も経たないうちに結果を出し、“鍛治舎マジック”と言われているようです。
一新するためたどしても、ここまで秀岳館に似たユニフォームにしなくても…
ユニフォームがそっくりなことを突っ込まれた鍛治舎巧監督は下記の発言をしています。
大阪の少年野球チームのオール枚方ボーイズや秀岳館高校、さらに社会人のパナソニックに似ていると言われますが、県岐商の校旗が黄色っぽい橙色なので、それを取り入れています。
あくまで、県岐阜商のオリジナルで、むしろ校旗の色を取り入れたとのことでした。
このユニフォーム変更に関してはOB等からも反対の意見があったようですが、実際に結果も出しているので、認められつつあるようです。
⑤県岐阜商が通達に従わず練習し事故!鍛治舎巧監督の指示で緊急搬送されず
59回の甲子園出場を誇る、岐阜県立岐阜商業高校の硬式野球部が、県の通達に従わずに練習を行い、その練習中に部員の頭部にボールが当たる事故を起こしていました。
その事故が起きたのは、緊急事態宣言下の2021年9月1日。
当時は、新型コロナウイルス対策のため、県から小中高の学校に部活動の原則休止が通達されていました。
そんな中、県の自粛要請に従わず岐阜県美濃市内の室内練習場で選手30人以上が“自主練習”として実質的な全体練習を行っていました。
練習中、打撃マシンにボールを投入する部員の前頭部に、防球ネットをすり抜けた打球が直撃。
部員は、その場で倒れ込見ましたが、
練習を指揮していた鍛治舍 巧監督は、119番通報せず、現場にいた保護者の自家用車で県内の病院に搬送するよう指示したようです。
部員は吐き気を訴え続け、10日間入院し、現在も本格的な練習は再開できていないとのことです。
まとめ
県岐阜商野球部で起きた事故から、鍛治舎巧監督の経歴や悪評についてまとめました。
鍛治舎巧監督の評判を調べると、以前より悪評が多いことが判明しました。
その一方で、監督としての熱血な部分も見え、勝ちにこだわった結果、批判の声が上がったようにも感じました。
しかし今回自粛要請の中に練習を行い、救急車を呼ぶレベルの事故を穏便に済ませようとしたことは許されないことです。
しっかりと反省してほしいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。