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群馬大学病院の水質汚染は水道水(井戸)が原因!乳児に後遺症は?

群馬大学病院の水質汚染は水道水(井戸)が原因!乳児に後遺症は?

2021年10月20日に群馬大学付属病院で乳児10人がメトヘモグロビン血症を発症しました。

発症した乳児10人はいずれも水道水で溶いた粉ミルクを直前に飲んでいたことから、原因は院内の水道水と特定しました。

水質検査をしたところ、基準値の1万2千倍以上の亜硝酸態窒素が含まれていたようです。

現在、乳児10人の症状はすでに改善しているようです。

基準値を超える亜硝酸態窒素はなぜ検出されたのか、原因を調査しました。

群馬大医学部付属病院で乳児10人血症、井戸水汚染か

群馬大学医学部附属病院 乳児10人 メトヘモグロビン血症 亜硝酸態窒素https://medical.kyowakirin.co.jp/allergy/disease/kansen_s/004/

20日、群馬県前橋市にある、群馬大医学部付属病院にて、院内の井戸水をくみ上げた水道水で溶いた粉ミルクを飲んだ乳児10人が、メトヘモグロビン血症を発症したと発表しました。

19日午後5時ごろ、新生児集中治療室(NICU)のある病棟で入院している乳児2人の顔が青白くなっていることを看護師が発見。

同じ病棟に入院中の乳児17人の血液を検査したところ、10人がメトヘモグロビン血症を発症していました。

10人は直前に粉ミルクを飲んでいたことから、原因は院内の水道水とすぐに特定されました。

水質検査をしたところ、基準値の1万2千倍以上の窒素化合物などが含まれていたようです。

同院では敷地内の井戸をくみ上げて水道水としていたが、井戸水を止めて前橋市に給水車を要請しました。

現在汚染の原因を調べるために、院内の蛇口やくみ上げポンプなど計7カ所を調査してようです。

メトヘモグロビン血症とは?

血液中の酸素が細胞に行き渡りづらくなる症状で

放っておくと頭痛,めまい,呼吸困難,意識障害などを引き起こします。

最悪の場合死に至る、大変恐ろしい病気です。

病院の迅速な対応により、現在は乳児10人とも症状が改善しているようです。




水道水から基準値を超える亜硝酸態窒素が検出!

院内の井戸水の水質検査をしたところ、亜硝酸態窒素490mgが検出されたようです。

水道水の基準値は、水道法によって定められています。

  • 硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素:10mg/L以下(合計量)
  • 亜硝酸態窒素の基準値:0.04mg/L以下

体内で硝酸態窒素は亜硝酸態窒素へと速やかに変化する為、水道水質基準は硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素の合計量となっています。

基準値の1万2千倍以上の窒素化合物(亜硝酸態窒素と硝酸態窒素)が含まれていたようです。




原因は肥料による井戸水汚染か?

亜硝酸態窒素が検出された原因は、判明していません。

硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素は、窒素肥料、生活排水、家畜の糞尿、下水等の混入によって河川水等で濃度が高くなることがあるようです。

ネットでは、硝酸態窒素を含む肥料が大量に施肥されたことが原因ではないかと言われています。

群馬県には利根川があり、その周りは農業地帯の為、地下水から汲み上げた井戸水に混入した可能性は高いですね。




酸素欠乏による後遺症の可能性も

乳児10人とも症状は改善しているとのことですが、ネットでは後遺症の心配をしている声も多くありました。

チアノーゼって大人でも苦しいのに、産まれたての赤ちゃんが何もしゃべれずに苦しい思いしてたかと思うと、本当にかわいそう。みんな後遺症がありませんように。乳幼児が通うような病院で井戸水を使うのは良くないのかも。
赤ちゃんたち、後遺症などなければいいな。かわいそうに…。
病院側は事態を公表してくれて対応良かった。既に尽くしていると思いますが、赤ちゃんたちのケア、全力で病院を命をかけて頑張ってください…!
大人でも異物なんて恐ろしいのに新生児?!
今後に影響がなければいいけど、、、

今回発症したメトヘモグロビン血症は血液中の酸素が欠乏した状態です。

この状態が続くと、酸素欠乏に一番弱い脳に障害が残ることがあります。

後遺症として、言語、運動、視野、麻痺、幻覚、 健忘などの障害があるようです。




まとめ

今回は群馬大学付属病院で乳児10人がメトヘモグロビン血症を発症した原因について調べました。

乳児10人とも症状は改善しているようで、病院側の速やかな対応に感嘆したとの声が多くあがりました。

今後は原因物質の排除や井戸水の使用の中止等の対策が必要ですね。

又、乳児たちに後遺症がないことを祈るばかりです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。