なぜか私の夫だけは
「浮気は絶対にない」
と思ってた。
でもそうじゃなかった。
今回は、絶対に浮気しないと思ってた夫に浮気されて指摘したら逆ギレされた話を書いていこうと思う。
絶対に浮気しないと思ってた夫
夫との出会いは、大学のサークル。
入学してすぐに意気投合し、交際に至った。
夫はとても一途で、
こんなに私を愛してくれる人はいない
と思っていた程だった。
それは社会人になってからも変わらずだった。
社会人5年目の時に結婚をし、子供も2人生まれた。
喧嘩はありつつも順風満帆な夫婦生活を送っていた。
数々の異変と突然の出張
上の子が小学校に上がった頃。
私は会社を経営をしていて、それなりに忙しくしていた。
そんな中、夫のちょっとした異変が目につくようになった。
- スマホを常に持っている
- トイレの時間が異常に長い
- 飲み会と言って帰りが遅くなった
些細な事なのだが、数々の異変に段々と不信感を抱いていったのだった。
それでも
「あの夫が浮気をするわけがない」
と自分を信じ込ませるようにしたし、まさか自分がっていう思いもあった。
でもそれは違ったのだ。
ある日、夫が「出張で泊まり込みになる」と言った。
そんなわけがなかった。
夫の職業柄、出張なんて聞いたことがない。
「出張なんて初めてじゃない?」
と問うても、
「お客さんのところに行かなきゃならなくなった」
と言うだけ。
そんなわけがない。
ついカッとなって、
「お客相手の仕事じゃなかったのにいつの間に部署変わったの?」
と言うと、
「お前、俺の仕事一つも知らねーくせに偉そうなこと言うな!」
と逆ギレしてきたのだった。
もうこれ以上食い下がっても無駄だと、私は感じた。
きっと浮気をしに行くのだろう
リビングを出て、暗い廊下に一人立ちながら、涙を流した。
逆ギレをした夫
信じたい。信じれない。
葛藤する私の気持ちは、「信じれない」が勝ってしまった。
出張から帰ってきた夫のスマホの覗き見してしまったのだ。
やはり、浮気をしていた。
わかっていたはずだが、こうして現状を突きつけられると辛い。
それでも、今このことに目を逸らせば、この辛い状況を打破することはできない。
夫には言うしかないと思った。
だが、帰ってきた言葉はあまりにも酷い暴言の数々だった。
「はあ?お前のデリカシーのなさが嫌い」
「仕事は順調かもしれないけど、もっと周りに気を配った方が良かったんじゃない?」
「俺のことずっと下に見てたよな?」
私は仕事も順調で、夫に依存しない生活ができていた。
でも夫を下に見たことなんてない。
忙しい中でも、子育てや家事だって頑張っていたし、夫にはほとんど任せていない。
それなのに。
なんでこんなことを言われなければいけないのか。
しかも、浮気をしたのは夫なのに。
この時、私はパニックとなり過呼吸になってしまった。
その時の夫の見下した顔は、今でも時々フラッシュバックする。
仮面夫婦生活を継続中
それでも離婚せず、現在は仮面夫婦生活を送っている。
なぜ離婚をしないのかと言われると、子供の存在に尽きる。
クソ夫であることは確かなのだが、子供には父親という存在が必要な場合がある。
子供が成人して自由になれば、熟年離婚も考えている。
夫が今も浮気しているかは知らない。
興味がないから。
あれだけ愛情があっても、一生信じることができると思っても。
人間の愛に一生はない。信用することなんてできない。
今はそう、思っている。