コロナウイルスの影響で一度は延期された2020東京オリンピック。
さて、日本生まれの五輪種目「柔道」では、毎大会多くの選手が日本にメダルをもたらしてくれています。
東京オリンピックでも柔道でのメダルの獲得は大いに期待されていますね!
女子日本代表として初のオリンピック出場を決めているのは、若干20歳の素根輝選手!
五輪は初出場ながら、2019年の世界選手権での優勝を始め、数々の大会で結果を残し、オリンピックでも優勝候補筆頭です!
今回は、素根輝選手の出身校についてご紹介しますよ。
素根輝の学歴まとめ
素根輝選手の学歴は以下の通り。
- 小学校:不明
- 中学校:久留米市立田主丸中学校
- 高校:久留米市立南築高等学校
- 大学:環太平洋大学→日本大学
では、学生時代のエピソードを振り返っていきましょう!
素根輝は小学校時代から頭角を現していた
素根輝選手の通われていた小学校は明かされておりません。
素根輝選手は福岡県久留米市出身です。
また、中学校は「久留米市立田主丸中学校」に通われていた、ということですから……
- 船越小学校
- 水縄小学校
- 田主丸小学校
- 水分小学校
- 竹野小学校
- 川会小学校
- 芝刈小学校
これらの「久留米市の市立小学校」のいずれかに通われていたと思われます。
小学校時代の素根輝選手は?
お父さんや、お兄さんたちが柔道をされていたことから、自身も7歳から柔道を始めた素根輝選手。
幼い頃から世界柔道選手権の王者にも輝いた中村美里選手に憧れ、
小学6年生の時には柔道の大会の本戦でオール一本勝ちでの優勝を飾るなど、頭角を表し始めます!
柔道選手としての飛躍のきっかけは、小学5年生の時の全国少年柔道大会の県予選で古賀早也香選手に破れたこと。
その年、古賀早也香選手は全国大会で優勝を果たしており、
彼女に触発されたのか、素根輝選手はそれまで以上のトレーニングを積むようになったんですって。
小学6年生時の大会では、県予選で古賀早也香選手にリベンジを果たしており、幼い頃のライバルの存在も、素根輝選手にとって大きなものだったと思われます。
素根輝の中学校は久留米市立田主丸中学校!超中学級選手に
素根輝選手の通われた中学校は「久留米市立田主丸中学校」です。
創立は昭和48年、あと数年で創立50年になる中学校です。
画像を見たところ、自然が多そうでのどかな雰囲気の学校ですね!
中学校時代の素根輝選手は?
中学校に進学した素根輝選手は一年生の時から大活躍!
全国中学校柔道大会で準決勝までオール一本勝ちでの準優勝を果たすと、団体戦でもチームに貢献し3位に入賞します。
二年生の時に全国中学校柔道大会で優勝を果たし、三年生の時には17歳以下の世界一を決める世界カデ柔道選手権大会に、日本からは中学生として唯一選ばれ、しかも5戦オール一本勝ちで優勝!
国内に最早敵はなく、海外の選手を圧倒した素根輝選手、その実力は「超中学級」なんて呼ばれていたそうです。
カッコいいですよね!
素根輝の高校は久留米市立南築高等学校!快進撃は止まらず
素根輝選手が通われていた高校は、「久留米市立南築高等学校」です!
開校は大正11年、2022年でなんと創立100年を迎える伝統的な高校です!
柔道部の名門としても知られており、素根輝選手以外にもモントリオール五輪で銀メダルを獲得した蔵本考二さんもこの高校の出身です。
他には元チェッカーズの藤井フミヤさんもこちらの高校出身なんだそうです。
また、彼女のお兄さんもこの高校出身で、体型が似ていたため部活や自主練のパートナーとなって日々鍛錬していたそうですよ。
高校時代の素根輝選手は?
高校生になっても素根輝選手の快進撃は止まりません!
4月に早速全日本カデで優勝し二連覇を達成すると、9月の全日本ジュニア決勝では過去に数度破れていた、高校三年生の児玉ひかる選手に勝利。
当時の児玉ひかる選手は当時高校チャンピオンでしたから、素根輝選手は高校一年生にして名実共に高校チャンピオンになったという訳です!
勿論、度々敗北することもありましたが、その圧倒的な強さは高校三年間通して健在で……
- リオ五輪メダリストの山部佳苗に勝利
- 高校団体戦で一人で敵チーム五人を一本で倒しチームを優勝に導く
- 年齢、階級不問の全日本選手権、初出場で高校生では25年ぶりの優勝
- ワールドマスターズなどの世界を舞台にした大会でも次々に結果を残す
などの伝説的な活躍で柔道界を沸かせました!
一方で、高校三年時には世界選手権の個人代表には選ばれず、友人との連絡を絶つ程にショックを受けたそうです。
世界選手権への思いは並々の物ではなく、その後の大会のインタビューなどでもその未練を口にする姿がよく見られました。
昨年の世界選手権。団体戦要員で会場にいた素根は、客席から朝比奈が世界女王に輝いた瞬間を見ていた。「すごく悔しかった」。
だから、今年の世界選手権は「何が何でも」出たかった。
引用:朝日新聞DIGITAL
数々の挫折や、ライバルとの切磋琢磨も素根輝選手を強くしたのでしょう。
素根輝は環太平洋大学を自主退学し日大へ!
高校を卒業された素根輝選手は「環太平洋大学」に進学されました。
しかし、大学二年生時、コロナウイルスが流行。
内定していたオリンピックの延期など素根輝選手もコロナウイルスに振り回されます。
地元福岡で練習を重ねていた素根輝選手。
調整が難しい環境の中、柔道に集中するために環太平洋大学を自主退学し、一時は無所属でオリンピックに出場するという異例の挑戦と報道されていました。
関係者によると、素根は「五輪に向けて柔道に専念したい」などと話しているという。昨春に元五輪王者の古賀稔彦氏が総監督を務める環太平洋大に入学したが、日本代表での活動が中心となり、大学のある岡山で過ごす時間は少なかった。
引用:サンスポ
しかし、2021年4月、パーク24に所属することとなり、同時に日本大学への進学も発表されましたよ!
東京五輪の柔道女子78キロ超級代表で、昨年7月に環太平洋大を退学した素根輝(20)が4月から日大に入学することが3日、複数の関係者の話で分かった。活動拠点は実業団のパーク24が有力で、学生生活を送りながら初の五輪で金メダル獲得を目指す。
引用:サンスポ
環太平洋大学の退学理由は古賀稔彦監督が関係?
環太平洋大学の柔道部では、元柔道五輪王者の古賀稔彦さんが総監督を務めていました。
素根輝選手が環太平洋大学に入学した理由の一つに古賀さんの存在もあったものと思われます。
会見に同席したバルセロナ五輪71キロ級金メダルの古賀稔彦総監督からは「彼女は相手が組み手を妥協したところで技を瞬時に選択できる。今取り組んでいる柔道を強化すれば金メダルは必ず近づくので自分に自信を持ってやってほしい」とお墨付きを得た。
引用:西日本スポーツ
ですが、古賀稔彦さんは2021年3月24日にお亡くなりになられました。
前年にがんで手術を行い、療養中であった優れなかった古賀さん。
古賀さんの体調が優れなかったことも、もしかすると素根輝選手の環太平洋大学の退学の理由にもなっているのかもしれません。
素根輝選手が古賀稔彦さんの下で柔道を行った時間は決して長くは無かったと思われますが、それでも偉大な先達から数々の金言をいただいたそうです。
東京オリンピックでの素根輝選手の雄姿、古賀さんにも届くといいですね!
まとめ
今回は素根輝選手の学歴についてご紹介しました!
圧倒的な強さで次世代柔道王者に名乗りを上げた素根輝選手。
初めてのオリンピックでも、その実力を世界に知らしめてほしいですね!