2020年9月配信の「バチェロレッテ」シーズン1。
1話目で、バチェロレッテの萌子さんに話しかけられず泣いてしまったのが印象的だった画家の杉田陽平さん。
萌子さんから導かれるようにして、とても魅力のある男性となっていきました。
そんな彼ですが、過去にはキレキャラだったり、盗作疑惑があったりと、今の雰囲気とは異なっていたようです。
今回は、杉ちゃんの過去について調査しました。
バチェロレッテ・杉田陽平(杉ちゃん)がキレキャラで炎上の過去!
画家ということで、言葉の選び方もアーティスティックで刺さるものがありますよね。
萌子さんによって、どんどん垢抜けていっているというか、成長する姿がとてもかっこいいんです。
萌子さんが気に入るのも納得の杉ちゃんですが、過去には意外にもキレキャラで炎上するような方だったようなんです。
2002年に美術予備校の新宿美術学院で知り合った同期生6人で、炎上アート集団「じゃぽにか」を結成しています。
メンバーは、アルシン、ダイスケ、サー君、ゴロー、杉様、ともちゃん(有賀慎吾、鈴木大輔、坂上卓男、村山悟郎、杉田陽平、永畑智大)等によって結成。
SNSにおける「炎上」や美術業界の「友達」に着目したプロジェクトや作品、論考の発表などを行ってきました。
「じゃぽにか」では杉様と呼ばれ、キレキャラを担当することがかったそうです。
「じゃぽにか」のツイッターでは、杉ちゃんの乗るランボルギーニが映るなど、今の優しそうなキャラクターとは少しかけ離れていますね。
杉様「俺がお前らの事全員守るから。」だそうです。雨も降ってないのに濡れた。 pic.twitter.com/b9iNev0zwz
— Ⴑᐦゃぽ༾⊇かあーと (@japonica_art) March 5, 2018
杉ちゃんが炎上することもあったようです。
@ngmrsk @hanapusa pic.twitter.com/KdoEZ1XRJK
— Ⴑᐦゃぽ༾⊇かあーと (@japonica_art) August 10, 2015
杉ちゃんはどちらかというと、女性へはちょっと消極的というか、周りに少し馴染めないところがあるものの、確固たる”自分”はあって、実はとっても優しい
というようなイメージでした。
なので、こういうかっこいい系のキャラに驚きなのですが…
これはあくまでもアーティストとしての「キャラ」のように見えます。
本来は、バチェロレッテで見せてくれるような、とても優しい性格の方なのでしょう。
バチェロrッテ・杉田陽平にパクリ盗作疑惑も!
そんなキレキャラだった杉ちゃんには、実は複数の盗作疑惑があります。
一つずつ見ていきます。
2009年 イエローモンキーのCDジャッケットに酷似した作品を発表
2009年、杉ちゃんはロックバンド「イエローモンキー」の解散前最後のアルバム「8」のCDジャケットの写真と似ている作品を発表。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12120634452
う〜ん、確かになんとなく似ているような気がしますね。
ですが、こういう作品なんてどこにでも溢れています。
特に盗作には見えないのですが…
この2つの画像を重ねるとサイズが見事一致します。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12120634452
サイズや顔の角度までぴったり一致となると、もしかして盗作?と感じてしまうところ。
イエモンのCDが発売されたのは、杉ちゃんの作品発表より前の2000年。
参考にした疑惑は拭えません。
2012年 写真家のティム・ウォーカーの作品に酷似した作品を発表
2012年に杉ちゃんの個展「スプラウトキュレーション」が開催。
その作品の中で、写真家のTimWalker(ティム・ウォーカー)さんの作品と酷似した作品を発表しています。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12120634452
- 少女の顔が見えないほど花を両手いっぱいに抱えている
- 少女のスカートが赤色で形も酷似
- 背景もほぼ一緒
などなど、かなり似ている
というかほぼ一緒ですね。
こちらも重ねてみます。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12120634452
構図やサイズ感などほぼ一緒ですね。
ティム・ウォーカーさんのこの写真は、雑誌「VOGUE」に掲載されていたそうです。
参考にされた可能性も否定できませんね。
2013年 クリスティ・ミッチェルの作品に酷似した作品を発表
2013年に杉ちゃんの個展「はてしない世界」でも、盗作疑惑が出ました。
Kristy Mitchell(クリスティ・ミッチェル)さんの作品と酷似した作品を発表しています。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12120634452
女性の向きが反対というのとお花の種類が違いますが、なんとなく似た雰囲気ですね。
こちらも反転した上で重ねてみます。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12120634452
女性の比率などサイズ感は一緒ですね。
ピンクや紫の色合いも似ています。
クリスティ・ミッチェルさんの作品は2008年から2009年のものなので、やはり杉ちゃんの方が後になります。
2012年 美術家・宮永愛子のコメントをパクリ?
絵画作品以外にも、コメントについてもパクリ疑惑があります。
2012年3月に出した杉ちゃんのコメントのが、美術家の宮永愛子さんのコメントにかなり似ているのです。
「2012年の杉ちゃんのコメント」
日本はこれからどこへ向かいどうなってしまうのか。様々な問題(性別・身体・環境・国)を抱える中で、それでも私たちの世界は休むことなく動いている。
自分の足で街を歩いてみると、止まらない時間の中、日常と非日常が交差していることに気づきます。
「2011年の宮永愛子さんのコメント」
日本はこれからどこへ向かいどうなってしまうのか。水際の恐ろしさに不安がひろがります。
それでも私たちの世界は休むことなく動いている。
自分の足で歩いてみると、止まらない時間の中、日常と非日常が交差していることに気づきます。
展示会「景色のはじまりー金木犀ー」より
こうして見比べるとほんの少し文言は違いますが、言ってることや文章の流れはほぼ一緒ですね。
その他にも複数のコメントが宮永愛子さんのものとほぼほぼ一致するため、参考にした可能性が非常に高いです。
参考にしたとしても、さすがにやり過ぎ感がありますね。
2012年 中島みゆきの「糸」の歌詞をパクリ?
2012年の個展の作品に添えたコメントにもパクリ疑惑がありました。
「2012年の杉ちゃんのコメント」
逢うべき糸に出逢えることそれを人は仕合せと呼びます
中島みゆきさんの「糸」の歌詞は、上記の「それを」がないだけです。
中島みゆきさんの「糸」は有名すぎますので、パクリというよりは一部を引用したのかもしれません。
それにしても、引用するのであれば出典を書くべきな気がします。
山田詠美の「A2Z」の小説をパクリ?
「杉ちゃんのコメント」
たった二十六文字で、関係のすべてを描ける言語がある。それを思うと気が楽になる。人と関わりながら、時折、私は呆然とする。この瞬間,私が感じていること、私が置かれている空間、私を包むもの、それらを交錯させたたったひとつの点を何と呼ぶべきであるのか。(略)慌てて、私は、手遅れにならない内に相応しい言葉を捜し出そうとする。何のために?確認するために。確認して安心を得るために。私が、今、感じているこの思い。それは、たった二十六文字で表記出来る程度のものなのだと、ただ溜息をついてしまいたい。
2003年 山田詠美さんの小説「A2Z」
たった、26文字で、関係のすべてを描ける言語がある。それを思うと気が楽になる。人と関わりながら、時折、私は呆然とする。・・・私が、今、感じているこの思い。それは、たった26文字で表記できる程度のものなのだと、ただ溜息をついてしまいたい。
いや、ほぼほぼ一緒ですね。
これも引用する形なのであれば納得ですが、流石にパクったように感じられてしまいますね。
しかも参考元がかなり有名なので、すぐ気付かれてしまったのでしょうね。
パクリ盗作を謝罪していた
このようないくつもの疑惑について、自身のブログで2013年、タイトルを「お詫び」として以下のように謝罪しました。
この度は、ツイッター上で、匿名の方から、ご指摘を受けました、ティム・ウォーカー氏と宮永愛子氏、山田詠美氏、中島みゆき氏の作品をわたくし杉田陽平が盗用しているというご指摘を受けました。
上記四名の方の作品に大変影響を受けており、尊敬する存在として、実際に作品を参考にさせて頂いたのは事実です。
結果的に、その方々、及び関係者の皆様にご迷惑をおかけする事になってしまい、本当に申し訳ありません。
心より深く御詫び申し上げます。今後このような事がないよう、真摯に反省し受け止めようと思います。
引用:杉田陽平公式ブログ
作品を参考にしていた事実を認めてはいるものの、盗作を認めたということではないようです。
あくまでも影響を受けたために似てしまった、という方向性なのでしょうか。
少し腑に落ちない部分もありますが、その後特に賠償問題などに発展していないようなので、炎上は収まったということなのてわしょう。
今度はパクられたと怒り
そして2018年11月には、ご自身が後輩にパクられていると告白しています。
ある日、杉田さんはすごく怒っていた。
「僕は盗作疑惑をかけられていたこともあったから、
逆に若い作家が僕からなら盗作して良いだろうと、
『あなたも盗んでいるのですから、私もあなたから盗んでも文句は言わないですよね』
というスタンスで、技法や作風を盗みまくられる。」
https://ameblo.jp/post9-5/entry-12408540499.html
「著作権違反で民事訴訟しますか?」という質問には
そこまではやらない。けれど
雑誌のインタビューを受けたら、影響を受けた作家の中に、僕の名前を出して欲しいと答えていました。
うーん、なんともモヤっとしますが、アート作品というのはパクリや盗作に見えるものも多くあります。
大きく影響を受けたアーティストだっているでしょうし、そんなものなのでしょうか。
まとめ
今回は、杉ちゃんの意外な過去について調査しました。
「杉様」というキャラは、バチェロレッテでは考えられないイメージですが、流石に作られたキャラでしたね。
盗作疑惑についても、影響を受けたとしつつも肯定はしていません。
そこは謎ではありますが、実際はとても優しい方。
だからこそ萌子さんも認めたのだと思います。