知床の観光船が行方不明になった事故で、依然として多くの乗客・乗員が行方不明の状態が続いています。
この観光船は、昨年にも座礁事故を起こしていたということで、、
気になるのは運営側のことですよね。
知床遊覧観光船KAZU1(カズワン)が沈没か…
2022年4月23日、北海道の知床遊覧観光船「カズワン」が沈没。
船には、乗員・乗客合わせて26人が乗っていました。
現在数名のみ見つかっていますが、安否不明な状態。
最初の通報は同日午後1時13分ごろで、
- 「浸水した」
- 「船首が浸水」
- 「エンジンが使えない」
- 「カシュニ滝のすぐそば」
などの内容だったそうです。
船側との最後のやり取りは同日午後2時17分ごろで
- 「子ども2人、大人22人」
- 「船が30度傾いている」
などの内容だったそうです。
当時はすでに強風波浪注意報が出ていたか
出航時、風速15m・波高3~4mと、強風は老注意報が出ていたようです。
別の運行会社の方も「言ったらダメだぞ」と伝えていたようで…、、
その中で出航を判断した運営側に問題があったのでは?との声も。
知床観光船の件
強風、波浪注意報が発表されていたのに何故行けると思ったんやろ
運航会社に過失がありそうやね— F-16CM🇯🇵🇺🇦 (@yadaboya) April 23, 2022
知床半島の遊覧船浸水事故、沈没した可能性が高いらしい。大丈夫なのか…??
運営会社の体質が問われるなど、非常に騒がしくなりそう。タイタニック(1912年)や洞爺丸沈没(1954年)みたいな大惨事に至らないことを祈るしかない…
— クロさん (@OER2052F) April 23, 2022
KAZU1(カズワン)の運営会社は「(有)知床遊覧船」
カズワンを所有する会社は、知床遊覧船世界自然遺産断崖クルーズ「(有)知床遊覧船」。
今回事故が起きた3時間のコースは、知床半島ウトロ側をくまなく回るコース。
ワンシーズンでヒグマに出会える確率は94%(2016年自社調べ)。
その他にオジロワシ、イルカ、クジラ類なども見やすいコースになります。
知床岬まで行く道路はございません。
船でしか行けないまさに秘境なのです。
知床半島の先端に灯台がございます。
まさにここが地の果てだという実感を体験してください。公式HPより引用
今回事故が起きた場所は、「カシュニの滝」という場所だそうです。
近年、新型コロナウイルスで運営が厳しく
しかし、2020年に新型コロナウイルスの影響で運営が厳しくなっており、同年7月8月には、クラウドファンディングで622万円の支援をしてもらっていたようです。
長らく続くコロナ自粛でかなり苦しい状況だったのでしょう。
今回、事故当日が今年初の遊覧航行だった様子。
他の会社4社ありますが、先駆けて運行を始めたそうです。
過去に座礁事故を起こしていた
また、この「カズワン」は、昨年2021年6月11日、出航後に浅瀬に乗り上げる座礁事故を起こしていたそうです。
この事故では、けが人はいなかったそうですが、当時42歳の船長が業務上過失往来危険の疑いで書類送検されました。
また、この事故の影響で大きい亀裂が入って水が入った可能性もあると指摘。
もちろん、原因はまだ判明していませんので、なんとも言えないですね。
知床に住んだことがあるから、運営会社のことは良く知ってる。結構前からボロい船だったからもうこの船はダメだと、ちらほら聞いたことがある。結局利益を追求して、安全管理を怠り設備投資をケチってボロい船で運航し続けた結果、最悪の事態を招いたんだろうね。お金より優先すべきは人の命です。
— アーニャ (@kei96143102) April 23, 2022
カズワンは40年以上前の船だった…?
また、ツイッターの有識者の見解よると、この「カズワン」という船は、
元ほうらい汽船の「ひかり8号」
なのでは?との声も。
この「ひかり8号」というのは、1985年(40年以上前)に建造された瀬戸内海仕様の船。
瀬戸内海の三原~生口島航路で使われていて、瀬戸内海方面の事業者を複数移り、現在の場所に収まったという感じのようです。
また、この船自体、構造上波高3mに耐えられる船ではないそうで…、、
- 強風波浪注意報が出ていた中で
- 40年以上前の船で
- 昨年の事故の修理後もある状態で
船を航行させたことで、今回の沈没に繋がった。
少なからず可能性はありそうですよね。。
「(有)知床遊覧船」の会社社長や船長は誰?評判は?
さて、気になるのはこの会社の社長や船長についてですよね。
公式HPには、それらの情報は特にありませんでした。
ですが、知床遊覧船を経営している母体の会社は「(有)しれとこ」で、その社長は「桂田精一」という人物であることがわかっています。
社長の詳細については別記事にしていますのでこちらをご覧ください。↓
また、会社のコンサルを行なっていたのは、界隈では有名な小山昇氏。
彼に関する詳細はこちらをご覧ください。↓
https://wp2019.jp/koyamanoboru-kazoku/
また、カズワンの乗組員は、
- 船長の豊田徳幸さん(54)
- 甲板員の曽山聖(あきら)さん(27)
と判明しています。
彼らの詳細はこちらの記事をご覧ください。↓
まとめ
今回は、知床で発生した遊覧船沈没事故についてまとめました。
一刻も早い救助が望まれますね。
また、原因究明も早急に行っていただきたいです。
https://wp2019.jp/koyamanoboru-kazoku/