北京オリンピックも後半戦に突入。
日々熱戦が続いていますが……
選手たちの躍動とは裏腹に、大会運営や判定面において多くの批判が寄せられています。
中には「史上最低の五輪」だとつぶやく人まで!?
今回は北京五輪の陰について、紹介していきます。
北京オリンピックに中国ひいきの声!
北京オリンピックで不可解な判定が続出!?
なんか、今回の冬季オリンピックが不公平な判定多い。
スピードスケートも決勝戦で妨害したの中国だよね⁉️
隠蔽大国、不正判定大国ですな(´-ω-)ウム
もう今後一切、中国でオリンピックとかスポーツの大会は開催しない方が良くない🤔— メル0714子育てママ✩.*˚ (@mel_020714) February 9, 2022
オリンピックのニュースにやたらと不可解判定の話が多いけど、毎回こんなんだっけ?なんかちょっと異様じゃない?
— 進次郎放送局 (@ShinjiroTwit) February 8, 2022
競技自体が糞のような競技場コンディション、不審なジャッジと開催国のラフプレー、ロシア人のドーピングと清廉さの欠片もない胸糞展開で、ベッドがすごいと言われた選手村は水漏れ起こして告発を当局が検閲、挙句開催期間中にロシアが戦争始めそうとかいう北京五輪、史上最低クラスでしょ。
— しわすみ (@s_w_s_m) February 13, 2022
中でも開催国、中国の選手に対する贔屓判定が多いのではと疑問を持つ人もいる模様。
特定国への有利判定から、人種問題の側面も?
天下のオリンピックで、本当にそんなことが起きているのでしょうか?
今大会で起こっている騒動を紹介していきますよ。
北京オリンピック疑惑判定10選!
今記事で取り扱う内容は以下のものとなっています。
- ショートトラックの混合2000mリレー
- ショートトラック男子1000m
- ショートトラック女子500m
- スピードスケート男子500m
- スピードスケート女子1500m
- スキージャンプ規定違反
- フィギュアスケート・ワリエワのドーピング判定
- スノーボード女子パラレル大回転
- ハーフパイプ・平野歩夢の2回目の得点
- バイアスロンの気温
一つずつ見ていってみましょう。
①ショートトラックの混合2000mリレー
まず最初に紹介するのは、2月5日に行われたスピードスケート・ショートトラックの男女混合2000メートルリレー。
五輪競技としては今回が初めての開催となった同種目、初代王者に輝いたのはホスト国である中国代表!
しかし、その過程に疑惑の目が集まっているのです。
決勝進出をかけた準決勝での戦いで、ハンガリー、アメリカ、ロシアと競った中国チーム。
上位二チームが決勝に進めるルールの中、中国は最後の最後にハンガリー、アメリカに交わされて三位となってしまいました。
一時は決勝進出を逃したかに思われたのですが……
レース後に
ロシア、アメリカチームがそれぞれレース中に妨害行為を行っていた
として失格に。
上位アメリカの失格により中国が繰り上がりで決勝に進出することになったのでした。
同メディアは反則の場面を詳細に分析。
「まったく理解できない判定だった。試合を振り返ってみると、14周を残した時点で走者を変える過程で中国が邪魔されたのは事実だ。しかし直接的な妨害をしたROCのペナルティーは妥当だが、米国まで失格させた部分は議論が起きる」
と直接中国選手に触れていない米国の失格を疑問視した。引用:YAHOO!JAPANニュース
韓国メディア「デーリアン」はロシアチームの妨害があったことは事実とする一方で、アメリカチームは直接中国チームの選手に触れたわけでもなく、失格は不適切だと指摘。
アメリカ代表、反則の「当事者」も「何が起きたか分からない」と困惑の声を挙げ、
アメリカメディアの「USAトゥデー」は「アメリカ失格は妥当性の薄い判定」だと指摘しています。
更に今競技の疑惑はこれだけに収まらず……
「デーリアン」は「中国の第2走者のチャン・ユティンが第3走者のウ・ダジンをタッチできずにレースを続けた。タッチしないか、明らかに見えないことは違反と規定には明示されている。つまり、中国も失格に該当する」と指摘。しかし中国はおとがめなしだった。
引用:YAHOO!JAPANニュース
中国チーム自身もリレーに際して走者間のタッチが行われなかったことを指摘されているんです!
多くの失格チームが出た中で、しかし中国はお咎めなし。
え?中国ってリレーてタッチ出来てなくてもそこはノータッチなの?リレー?リレーってバトン渡せなかったらそれは?リレー???
— ゆうこ (@pgaikoboc) February 5, 2022
中国有利と取られかねない判定が続いたことで、中国贔屓だと叫ばれる発端になったのでした。
②ショートトラック男子1000m決勝
続いて、2月7日に行われたスピードスケート1000m男子決勝。
中国三選手、ハンガリー二選手での戦いとなった決勝では、ハンガリー代表のシャオリン・サンドル・リュー選手が激しい競り合いの末トップでゴール!
シャオリン選手とトップを競い合った中国代表の任選手は、ゴールラインを割る直前にシャオリン選手の胸元を掴んだ
などの疑惑があり、レース後に反則の是非を検証するためにビデオ判定が行われました。
しかし、ビデオ判定を経て出された結果は衝撃の物だったのです。
フィニッシュラインを通過する際には、任がシャオリンサンドルの胸元をつかんでいるように見え、審判が他に違反がないか確認するためにビデオ判定を行った。
シャオリンサンドルは両手を合わせて祈りながら、スクリーンに結果が出るのを待っていた。ところが、失格となったのは同選手で、先に二つのペナルティーが確認されたとしてイエローカードを提示された。
この結果、任が金メダルに輝き、同胞の李文竜(Li Wenlong)が銀メダル、シャオリンサンドルの弟シャオアンが銅メダルを獲得。シャオリンサンドルはすぐさまリンクを後にし、メディアの取材には応じなかった。
引用:AFP BB News
なんと反則により失格になったのはシャオリン選手のみ。
妨害をしていたと見られた任選手はなんのお咎めもなく、逆転で金メダルをせしめたのです!
シャオリン選手は失意に沈み、ハンガリーメディアは激怒。
中国選手が、我々ハンガリー選手を封じ閉じ込めようとしていた。途中で小さな衝突はあったが、これはお互いさまだ」と言うも、問題のフィニッシュに関しては「最初にフィニッシュラインを通過したリューを、中国選手が両手で引き戻した
引用:THE DIGEST
どうしても衝突は伴うスポーツ、せめて双方が反則となるのであれば理解もできるのですが……
準決勝ではスピードスケートの強豪国、韓国が同様に中国選手の絡む不可解判定に泣いたとされており、準々決勝でも中国選手が得をするような失格判定が発生。
先述の混合リレーから日も経たない中で疑惑はさらに深まり……
地元贔屓として報道陣からブーイングが起きたとも報じられています。
中国メディアでは「界外編集部」が「今回、韓国はファウルなどの〝不測の事態〟に見舞われ、男子と女子の決勝に出られない」と皮肉たっぷりに報じて応戦。さらに中国版ツイッターのウェイボーでは試合後に「この審判は使える」がホットワードになり、ハッシュタグが付けられて拡散するなど悪びれる様子はない。
引用:gooニュース
その反応の色はともかく、判定の異常性は中国人の方々にとっても感じられるものだったようですね。
③ショートトラック女子500m
2月7日スピードスケート女子500mでも疑惑が!
女子準々決勝の3組では乱戦となり、韓国のエースで金メダル候補だった崔珉禎が転倒。韓国メディアは一斉に「衝撃」などと報じ、無念の敗退となった。その一方で、中国の張雨テイもレース終盤で転倒して予選敗退と思われたが、ビデオ判定の結果、他の選手との接触が考慮されて「救済措置」で準決勝進出を決めた。
引用:YAHOO!JAPANニュース
金メダル候補の一角、韓国の崔珉禎選手が転倒したことで敗退する一方で、同様に転倒した中国の張雨テイ選手が「救済措置」で準決勝に駒を進めたのです。
また、女子500mではコースの境界線を示す黒いブロックを発端としたある騒動も。
準々決勝の第1組に登場した范可新(中国)がカーブに差し掛かった場面で、コースの境界線を示す黒いブロックに手が接触した。するとその黒いブロックが前を滑るアリソン・チャールズ(カナダ)のブレードへ一直線。チャールズは転倒し、范可新も巻き込まれる形となった。
当レースの映像が全世界に拡散。范可新が黒いブロックを狙って投げたように見えるため、韓国紙「中央日報」は「ショートトラックにアイテム戦?」との見出しで今回の件を報道。
引用:Rakuten Infoseek News
中国選手が黒いブロックと接触し、飛ばしてしまったその様がまるで「アイテムでライバルを攻撃するマリオカート」のようだと話題になったんです!
スピードスケート?のショートトラック
あれ見てて気持ちよくない…めちゃくちゃ押したりマリオカートみたいな事してたり……
— ちぃ~ (@dqx_ramu_1211) February 11, 2022
こちらの件に関しては、
- そもそも狙ってそのような芸当が行えるのかどうかが怪しいこと
- 転倒したカナダのチャールズ選手が「救済措置」で準決勝に進めたこと
から大きな問題にはなっていないようです。
④スピードスケート男子500m
12日に行われたショートトラック男子500mでは、
日本人選手がフライングを取られた
ことが「不可解」だと話題に。
12日のスピードスケート男子500メートルでは日本の森重航、新浜立也が入った最終2組の最初のスタートがフライング判定に。インターネット上では、ピストルが光ってから選手が動き出す動画が出回っており、“疑惑のフライング判定”として疑問の声が挙がっている。
引用:デイリー
一度はフライングを取られた森選手は、結果見事銅メダルを獲得しています。
日本選手団はこの件に関して「スターターが判断すること」と問題視しない姿勢を見せています。
⑤スピードスケート女子1500m
7日のショートトラック女子1500mでは、8位入賞の高木菜那選手が怒りをあらわにしています!
序盤は小気味よい滑りで加速したが、中盤以降にやや伸びを欠いた。
最後のバックストレートでは同走の中国選手と重なり、スムーズにレーンを入れ替われなかった。
「(自分のいる)アウトが優先なのにコースを遮られていた。横に出られない状況を相手は絶対分かっていたのに出てきた」と語気を強めた。引用:東京新聞
ルールに則らず高木選手の進路を妨害したのは、これまた中国選手。
結局この件もお咎めなしとなってしまっている模様。
高木菜那は中国選手による明確な進路妨害があったというのになぜ提訴しないのか?
韓国選手団は立派だ。選手を信頼しサポートしている。
選手のために闘っている。選手と一体となっている。
やたら反省の弁を述べて、選手の傷口に塩を塗る日本の現場責任者とは大違いだ。#高木菜那 #韓国選手団— 北山 吼 (@vcSJUigSuiSd8ho) February 10, 2022
高木菜那選手の
進路をまた中国選手が妨害して、失速8位って、一体どういう国なんだ。— 愛の仕事人 (@yUd01GdrEXfCYsN) February 8, 2022
これまでの通り、スピードスケートに関しては特に疑惑の判定、不可解な失格判定や反対に不正が見逃されているといった事態が多く発生しています。
開催国ということもあってか、中国選手にとって有利となる事例が目立っており、気持ちよく競技を見ることが出来ないという人も増えているんですね。
スピードスケートは競技スピードも速く、選手の接触も多いスポーツ。
様々な判定が難しくなるのもやむを得ない物かと思われますが……
毎度毎度、これほど問題が目立つものだったのでしょうか?
⑥スキージャンプ規定違反
続いては、7日に行われた、オリンピックでの新種目、スキージャンプ混合団体から。
二日前の個人戦で4位に終わった高梨沙羅選手が、混合団体という舞台で起死回生、103mの大ジャンプを果たしたのですが……
スーツの太もも周りが規定よりも2センチ大きかったとしてスーツの規定違反で失格となった。
知らせを伝えられて泣き崩れた高梨選手。
1人で立っていることができずスタッフに支えてもらう状態となった。
報道陣が待つエリアを通る際には「申し訳ございません」とひたすら繰り返した。引用:NHK
なんと、
スーツの規定違反で失格
となってしまったのです!
その後チーム一丸で挽回、素晴らしい成績をたたき出した物の、日本は4位。
得られたはずのメダルを逃すこととなりました。
問題となっているのは、規定に則しているか否か、その検査があまりに不明瞭な物だったからです。
この日の試合は、高梨だけでなく個人戦銀メダルのカタリナ・アルトハウス(ドイツ)ら次々と失格者が出る異常事態となった。
なんで今まで検査を通っていたスーツがそんなに違反になるんだと。日本だけじゃなくてドイツ、オーストリア、ノルウェーと強豪国がこぞって失格になっている。
エクイップメント責任者のフィンランド人男性の”過剰介入”が指摘されるなど、試合が終わってもなお自体は混迷の度合いを深めている。
引用:Number Web
本競技の検査は、参加者全員に行われたものではなかったようです。
- 競技前の検査では引っかからなかったのに競技後の抜き打ちで引っかかってしまったこと
- 引っかかった選手が通常ではありえない「5人」にもわたったこと(同検査は6人にしか行われなかったという情報もあります)。
- 検査方法がいつもとは違ったという声もあること
から、当人たちが納得できるものではなかったようです。
「普段はスパッツを履いたまま測定するのに今回はスパッツを脱がされた」「検査の際に、いてはいけないはずの男性がいた」など、セクハラまで疑われる始末。
今回のスキージャンプ混合団体で高梨沙羅選手他5人の選手を失格にしたアガ・ボンチフスカは、従来の1人で検査を行うやり方ではなく3人で検査をしており、そのうちの1人は検査責任者ミカ・ユッカラ(男性)だった。スーツを脱いだ後の女性選手の検査に男性が立ち会ったことでセクハラ問題化している。
— TOSHI⭐️PHOTOGRAPHER⭐️ (@eternal_love_39) February 10, 2022
ただでさえ様々なバッシングが見られる今大会においても、日本では一番の問題として騒がれる結果となりました。
今回の騒動の発端である、男性検査責任者ミカ・ユッカラ氏という人物についてはこちらをご覧ください。
⑦フィギュアスケート・ワリエワのドーピング判定
画像は女子フィギュアスケートのロシア代表、ワリエワ選手。
弱冠15歳にして金メダル候補とも目される注目選手なのですが、今回我々が想像もしない形で注目を浴びることとなってしまいました。
北京五輪でドーピング検査を管轄する国際検査機関(ITA)は11日、フィギュア女子で金メダル最有力候補の15歳カミラ・ワリエワ(ロシア)について、ドーピング検査で陽性だったが、北京五輪の参加継続が認められたとする声明を発表した。
引用:スポーツ報知
昨年12月25日に、
ロシア選手権期間中のドーピング検査で引っかかってしまっていた
というワリエワ選手。
16歳未満であったことから、世界アンチドーピング機構の規定によりこれまで氏名が公表されていなかったのですが、そのために今回混乱が起きているのです。
検体を採取したロシアアンチドーピング機関(RUSADA)は8日、調査機関から陽性であるとの報告を受け、ワリエワに暫定資格停止処分を下したが、ワリエワ側からの異議申し立てにより、9日に処分を解除。出場可能とした。
ロシアスケート連盟は「1月の欧州選手権、五輪期間中の検体は陰性だった」などと強調、処分解除の正当性を主張しているが、ITAはこの日、国際オリンピック委員会(IOC)に代わってスポーツ仲裁裁判所(CAS)に上訴。
15日に行われるショートプログラムへの出場可否はCASの判断次第となる。引用:YAHOO!JAPANニュース
ドーピングの事実があったにもかかわらず、ロシア側はワリエワ選手のオリンピック出場を強行。
このドーピング自体が国やコーチたちが組織的にワリエワ選手に接種させたもの、という報道まで。
ROCがなぜ、ROCとして五輪に出ているかをきちんと理解できていたら、今回のワリエワドーピング陽性の件、厳しく対応するもんだと思う。
年齢が。。かわいそう。。とか、そんな手ぬるい問題じゃない。国家ぐるみでのドーピングがまた、垣間見えてる。
スポーツにとって、ドーピングは最低なこと。
— KPO (@rekposince2006) February 13, 2022
有識者がワリエワのドーピング疑惑に関して色々言ってるが、何とも的外れな意見が多く勉強不足だわな。「15歳の少女がそんな事・・・」とか、そう言うレベルの問題じゃないのよ。国家ぐるみの工作な訳で。
— Tomo (@tomossquatlog) February 13, 2022
オリンピック委員会がどのような決定を下すのか、注目が集まっています。
⑧スノーボード女子パラレル大回転
8日のスノーボード女子パラレル大回転では
日本代表竹内選手が妨害を取られ敗退。
これも竹内選手自身が「全く納得できない」と悔しさをあらわにするような判定だったんです。
決勝トーナメント1回戦に臨んだ竹内はレース後半にバランスを崩し、同走選手のコース側に倒れた。
すぐに立ち上がって先着したものの、転倒の際に相手の進路を妨害したとみなされて敗退。「最後にジャッジが下るところまで99%楽しかった。
その99%をいい思い出にしたい」と悔しさを押し殺して語った。引用:讀賣新聞オンライン
竹内選手が転倒した直後、対戦相手のドイツ代表ホフマイスター選手も転倒。
2人は転倒の際に接触することはなく、竹内選手が自身のコースから出ることもなかったのですが……
結果は妨害による失格。
先にゴールをし勝利を確信していただけにその失意は大きい物でした。
【#北京オリンピック】速報
🏂#スノーボード
女子 パラレル大回転 1回戦🇯🇵#竹内智香 選手は互いに転倒する波乱の展開を制し、先にフィニッシュしたように見えましたが、途中棄権と判定され、1回戦敗退となりました。
👇ライブ配信中👇https://t.co/B6CANyUpgY#Beijing2022 #gorinjp pic.twitter.com/01IfcUeGve
— gorin.jp (@gorinjp) February 8, 2022
審判は8人中6人がドイツ人。
自国の選手を勝たせようという贔屓があったのでは、という声があがるのも無理はありません。
⑨ハーフパイプ・平野歩夢の2回目の得点
11日に行われたスノーボード男子ハーフパイプでは、日本代表平野歩夢選手が悲願の金メダル!
しかし、彼もまた大会後に「納得がいかない」と零す場面がありました。
-2回目を終えて、納得がいかない表情
平野 納得がいかなかったですね。正直、全然おかしいなと思って、どういうジャッジしているんだと。でも点数出ちゃっていたし、その場でどうこう言って変わる問題でもないので、結構もう正直自分の中では、笑えないというか、怒りが自分の中で出ちゃっていた部分が、いいスイッチになったのかな
引用:日刊スポーツ
平野選手が二回目に決めたルーティーンは、
「トリプルコーク1440」を組み込んだ「人類史上最難」とも評される、未だ誰も大会で成功させたことのなかった高難度の物だったとのこと。
それを完璧に決めたにもかかわらず、
点数が想定よりも伸びなかった
ことに平野選手本人も、解説も、会場も皆が不満を持ったようです。
外国人の関係者からもブーイングが出たとのこと……
三回目で盛り返し、平野選手が優勝できたことがせめてもの救いですね。
こちらの疑惑については、別記事で詳細をまとめています。↓
⑩バイアスロンの気温
五輪の開催地、北京はこの時期なんとマイナス18度近くの寒さなんですって!
フリースタイルスキーの選手は「鼻に凍傷ができた」と語り、様々な競技に異様な寒さが影響を及ぼしています。
ライフル銃を背負ってクロスカントリーを行う「バイアスロン」では、寒さのあまり銃に弾を詰めるのにすら苦労する、といった事態も起きていたようですね。
一方で降雪量は少ないために人工雪で賄っている、という一面も。
米放送局「CNN」は、英ラフバラ大学と環境保護団体が共同で執筆した報告書を紹介。「エネルギーと水を大量に消費するだけでなく、融解を遅らせるために頻繁に化学物質を使用し、多くの競技者が予測不可能で潜在的に危険な路面になってしまうだろう」と疑問を投げかけた。
引用:YAHOO!JAPANニュース
そもそもが冬季オリンピックに適さない地だったとの指摘もされているようです。
北京オリンピック ほぼ100%人工雪であり、薬剤で固めているため、表面硬度が防弾ガラス並みとの報道、つまり、スケートリンクでスキーやスノボをやっているようなものということですね。摩擦係数も大きく違うため、天然雪での練習を積んでいる選手には不利になる。
— 渡邉哲也 (@daitojimari) February 4, 2022
既に開催は強行されてしまっていますから、もはやどうにもならないのですが……
選手の怪我などが、とにかく少ない大会になることを祈るのみです。
まとめ
今回は北京オリンピックについてのお話でした。
アスリートたちにとっての夢の祭典であるはずのオリンピック。
四年に一度の大会に向けて、四年以上の長い時間をかけて、選手たちはスポーツに向き合っています。
その選手たちの尊厳をも損なうような、様々な出来事にはただただ落胆するのみです。
アスリートファーストを徹底してほしい、という願いは、むなしい物なのでしょうか?